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    A Japanese Village--Furuyashikimura

    - 日本/1982/日本語/カラー/16mm/210分

    監督:小川紳介
    撮影:田村正毅
    現地録音:菊池信之
    録音:浅沼幸一
    詩:木村迪夫
    音楽:関一郎
    製作:伏屋博雄
    製作会社:小川プロダクション

    山形県上山市の蔵王山中に入った、戸数わずか8軒の古屋敷村とその住人たち。冷害による稲作被害の原因を徹底的な科学調査で究明する前半から、かつて盛んだった炭焼きや徴兵と戦争体験などについて語る老人たちの個人史が展開する後半まで、ひとつの山村を舞台にしたニッポン国の壮大な歴史絵巻が広げられる。YIDFFの創設からその精神的な柱であった小川紳介監督とスタッフが自ら農業を営みながら作った傑作。


    - 小川紳介

    1936年、東京生まれ。1960年、岩波映画製作所と助監督契約を結び、東陽一、岩佐寿弥、黒木和雄、土本典昭らとの勉強会「青の会」に参加。1964年、フリーになる。監督第1作『青年の海』(1966)や『現認報告書』(1967)などを自主制作。全共闘運動の盛り上がりの中で全国の大学、職域などで支持を得た。1968年、小川プロダクションを旗揚げし、成田空港建設反対運動を描く、「三里塚」シリーズ制作に没頭。農民の側に立って映画を作り続けた。1974年、山形県上山市牧野に移り住み、米作りをしながら農村を見続け『ニッポン国古屋敷村』(1982)と『1000年刻みの日時計 ― 牧野村物語』(1986)を発表。1989年の山形国際ドキュメンタリー映画祭発足の準備委員として奔走、映画祭を成功に導いた。1992年2月7日逝去。



    - かつて、小川紳介監督がドキュメンタリー映画『ニッポン国古屋敷村』を撮影した山形県上山市の古屋敷村。今は住む人も少なく、映画に映し出された茅葺きの家々は日々荒廃が進んでいます。

     日本の原風景のようなこの村の景観を残し、地域の歴史や生活文化を再び掘り起こしながら新しい交流を生み出す場にしていこうと、2008年11月、古屋敷村の再生に関心を持つ有志が参加、行動する場として「古屋敷村の保存を考える会」が設立されました。

     会では、多くの人に村の現状を知ってもらい、参加を求めるために様々なイベントを開催しながら、山林から樹木を伐採、樹皮を削り、茅を刈り、手作りで古民家景観の保存に取り組んでいます。

    www8.plala.or.jp/furuyashiki/

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