position: ***;
ブラウザ |
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プロパティ |
position は、ボックスの配置方法を指定するプロパティです。
このプロパティで配置方法を設定しておき、top、right、bottom、left プロパティでボックスの配置位置を指定します。
div.example {
position: relative;
top: 50px;
left: 50px;
}
プロパティ名 | 値 | 説明 |
---|---|---|
position |
static |
通常の位置に配置 (初期値) |
relative |
通常の位置を基準とした相対的な配置 | |
absolute |
ウィンドウまたは親ボックスを基準とした絶対的な配置 | |
fixed |
ウィンドウを基準とした絶対的な配置 + 位置の固定 |
配置方法の詳細とサンプル
以下の説明に出てくるdiv要素には、次の設定が行われているものとお考えください。
div {
width: 200px;
height: 100px;
}
- 200px×100pxのボックスを設定しています。
static
… 通常の位置に配置
通常の位置とは、本来配置されるはずの位置のことです。
<div style="background-color: #85b9e9;">ボックス1</div>
<div style="background-color: #ffd78c; position: static;">ボックス2</div>
<div style="background-color: #bde9ba;">ボックス3</div>
それぞれのボックスは通常の位置に配置されます。これがデフォルトの状態です。
static
を指定した場合は、ボックスの配置位置の指定は無効になります。
relative
… 通常の位置を基準とした相対的な配置 (相対位置決め)
本来配置されるはずの位置を基準にして、配置位置を指定する方法です。
<div style="background-color: #85b9e9;">ボックス1</div>
<div style="background-color: #ffd78c; position: relative; top: 0; left:100px;">ボックス2</div>
<div style="background-color: #bde9ba;">ボックス3</div>
ボックス2を、通常の位置から右に100pxずらしています。
absolute
… ウィンドウまたは親ボックスを基準とした絶対的な配置 (絶対位置決め)
祖先要素に位置決めされた要素がある場合は、その要素の位置を基準にします。それ以外の場合は、ウィンドウの枠を基準とした配置になります。
- 位置決めされた要素とは、positionプロパティで
static
以外の値が指定された要素のことです。
<div style="background-color: #85b9e9;">ボックス1</div>
<div style="background-color: #ffd78c;">ボックス2</div>
<div style="background-color: #bde9ba; position: absolute; top: 50px; left:100px;">ボックス3</div>
ボックス3を、ウィンドウ枠の上から50px、左から100pxの位置に配置しています。
fixed
… ウィンドウを基準とした絶対的な配置 + 位置の固定 (絶対位置決め)
ウィンドウの枠を基準とした配置になります。配置位置は固定されるので、スクロールしてもその位置に表示されたままになります。
fixed
の指定は、IE 6以下では対応していません。IE 7からは対応していますが、表示モードが互換モードの場合は機能しないようです。
<div style="background-color: #85b9e9;">ボックス1</div>
<div style="background-color: #ffd78c;">ボックス2</div>
<div style="background-color: #bde9ba; position: fixed; top: 50px; left:100px;">ボックス3</div>
ボックス3を、ウィンドウ枠の上から50px、左から100pxの位置に固定配置しています。
- サンプル画面のウィンドウをスクロールさせると、
absolute
との違いが分かりやすいです。