会員制焼き肉店「三代目脇彦商店 本店」(大阪市福島区福島2)が12月26日、「脇彦商店の特選牛を焼肉と鍋で堪能できるコース」の提供を始める。
「美味(おい)しいお肉とお米と真剣に向き合ってほしい」をコンセプトに2018(平成30)年にオープンした同店。焼き肉店にもかかわらず、アルコール類を提供しないことが特徴。12月12日時点で会員数は約5万人。
コースは自家製キムチやサラダ、メイン料理と、「その時期に一番おいしいブランド米」(同店)を釜で提供する。メインの一つ、バラやミスジ、ヒレなど5種の部位をそろえる「厳選焼肉の箱盛り」はみそだれが付く。その後、かつおや昆布ベースの透明だしにもやしやニラ、ニンニクが入ったホルモン鍋を提供。同店大将の松本龍彦さんは「酒かすに漬け込んで事前に火入れしたホルモンはやわらかく、だしにも酒かすやホルモンのうまみが溶け出してコク深い味わいになる」と話す。鍋には特選牛も付き、店員が鍋に入れた後、熱した炭を当てて香り付けして提供する。松本さんは「ホルモンも事前に炭で焼きを入れているので、ダブルの効果で炭の香りを楽しんでもらえるはず」と話す。
同店で提供する「脇彦コース」(1万2,500円)も23日から冬限定で、メインの肉料理を「牛ヘレ肉のステーキ~淡雪はちみつソース~」に変えて提供。巣枠から取り出した蜂蜜と卵白を合わせて泡立てたソースとイタリアを代表するチーズ「パルミジャーノ・レッジャーノ」を、牛ヒレ肉のステーキにかけて仕上げる。巣枠から蜂蜜を取り出してソースを作ったり、チーズを振りかけたりするパフォーマンスは客の目の前で行い、ライブ感を演出する。松本さんは「開業当初から『唯一無二』を目指して営業してきた。創意工夫を凝らしたメニューは、見た目はもちろん味にも自信がある。鍋は体を温めるし、蜂蜜は喉にも良いと聞く。提供期間が1カ月以上あるので両方味わってもらいたい」と話す。
営業時間は17時~23時(土曜・日曜・祝日は16時~22時30分)。来年1月31日まで。