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「Samba 3.5」がリリース

 オープンソースのファイルサーバーソフトウェア「Samba」を開発するSamba Teamは3月1日、「Samba 3.5」をリリースした。3.5系初となる安定版リリースとなる。Windowsのタイムスタンプ精度に完全対応するなどの機能が加わっている。

 最新版では、Windowsのタイムスタンプレゾリューションに完全対応した。Linuxカーネル(2.6.22以上)とglibc(GNU C Library 2.6以上)がサポートされている場合、誤差100nsレベルのWindowsのタイムスタンプレゾリューションを利用できる。

 net、smbclientなどのクライアントツール、およびlibsmbclientでWinbindがキャッシュした資格情報を利用可能となった。ユーザー名とパスワードを再度入力することなくNautilusからSambaサーバーに接続する、などのことが可能になるという。セキュリティでは、「wide links」のデフォルト値を「no」に変更した。

 プロトコルでは、SMB2を実験的にサポートした。印刷では、CUPSサーバーへの接続を暗号化するかどうかを設定するパラメーター「cups encrypt」が加わった。最新のVFSモジュール「scannedonly」を追加、ウイルス対策エンジンとやりとりしてファイルのウイルス感染の有無を記録するものとなる。

 Samba 3.5は、SambaプロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

Samba Team
http://samba.org