Interview Writer 1.2 のご紹介です。
Interview Writer 1.2は、MacOX 10.9(Mavericks)以降専用の、「音声データの書き起こし/文字起こし補助ソフト」です。
Macユーザー用のよい文字起こし補助ソフトがなかったので、思い切って業務委託してイチから作ってもらいました。生活史調査やフィールドワークなどをしている研究者、ライター、記者、そのほか、音声データを文章に書き起こす作業をする方で、Macをお使いの方のためのソフトです。
※文字起こしは自動ではやってくれません(笑)「音声を聞きながら自分で文章をキーボードで打ち込む作業」を補助するためのソフトです。
重要なポイントは、ひとつの動作で「再生・停止・すこし戻ったところからまた再生」が繰り返しできることです。この「すこし戻ったところからまた再生」は、昔なつかしいカセットテープの、足踏み式のトランスクライバーという機械の動作を再現したものです。(ソフトのアイコンも昔なつかしいカセットテープにしました。)
この機能により、書き起こしした箇所を確認しながら、スムーズに再生していくことができます。慣れてくると、巻き戻しをほとんどすることなく書き起こし作業をすることができるようになります。
ご自由にお使いいただき、ご感想やお気づきの点、不具合など、なんでも結構ですので、ご教示くだされば幸いです。
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Interview Writer 1.2
目的
音声データを聞きながら文字起こしをするためのソフト
仕様
MacOX 10.9(Mavericks)以降専用
基本的な音声フォーマットに対応
現在の再生時間を保存、再開時に継承
テキストのスタイルを設定、保存、再開時に継承
書き起こしたテキストデータをテキストファイルとして書き出し
※WMAのファイルには対応していませんので、ファイルを他の形式に変換してください。「mac+wma」で検索すれば変換用のフリーソフトがたくさん見つかります。
基本動作
ダウンロードして最初に起動するときは、普通のダブルクリックでは起動できません。「アイコンを右クリック→コンテクストメニュー→開く」で起動してください。次回以降は普通に起動できます。
Open Audio File から音声データを開く(Shift+⌘+A)
⌘+returnで「再生・停止・すこし戻ったところからまた再生」の繰り返し
プレイバック秒数は0〜10秒のあいだで設定(⌘+数字)
全体の再生時間を表示、ボタンで本文中にペースト(⌘+:)
現在の再生時間を表示、ボタンで本文中にペースト(⌘+;)
現在の再生箇所をスライダで表示、スライダを動かして移動再生しながら巻き戻し、早送り(⌘+j、⌘+k)
※すでに作業中のファイルで音声の再生ができなくなったときは、いちどアプリを再起動してください。
※音声データと作業中のファイルは、作業が終わるまでは、どちらも場所を移動させないでください。
※クラッシュした場合、ファイルの内容が表示されなくなることがあります。その場合は、Jeditなどのテキストエディターで開くと、テキストの内容が保存されていることがあります。こまめにタイムスタンプを押しながら作業して、一定時間ごとにプレーンテキストに書き出すなどをして、バックアップをしながら作業してください。
※再生速度の変更はできません。(次回更新で対応予定)
※以下の条件を満たす限りで、異なるMacで、DropboxやiCloudで共有して作業をすることができます。フォルダの位置が、各Macで同じ場所にあること。フォルダのなかに、プロジェクトファイルと音声ファイルが置いてあること。これらのファイルの位置を変えないこと。アプリ本体の場所は関係ありません。
※何が起こっても自己責任でお願いします。
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Interview Writer 1.2
Copyright (C) 2014-2022 岸政彦
使用許諾
・Interview Writer はフリー・ソフトウエアです。個人使用、業務使用に関わらず自由に使用してかまいません。
・Interview Writer は自由に複製し、頒布してかまいません。
・Interview Writer の販売や営利目的での配布は禁止します。
・ソフトウエアは十分にテストをしていますが、お使いのパソコン環境や、プログラムの不具合などによって問題が生じる場合があります。それにより損害が生じても、損害に対する保証はできません。
・データの消失などにも一切責任を負いません。
リンクを貼る場合は、ファイルや以下のディレクトリにではなく、必ずこのページにリンクを貼ってください。
※ダウンロードして最初に起動するときは右クリック→コンテクストメニュー→開く、を選択してください。2回め以降は普通にダブルクリックで起動できます。
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更新履歴
2014年3月8日 Interview Writer 1.0 公開
2014年5月27日 Interview Writer 1.1 公開(アイコンの問題を修正)
2022年3月24日 Interview Writer 1.2 公開(いくつかの不具合を修正、BigSur以降に対応、M1に最適化)
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プログラミング&アイコンデザイン担当
Studio621
http://studio621.jp/
ソフト開発、Webサイトの制作とコンサルティングのご用命はこちらまで。
テープおこしに手こずっているところ、いいものがあると教えてくれてインストールしようとしたら、
“Interview Writer”は、開発元が未確認のため開けません。
となりました。
いい方法はありますか。
MACを使っています。
アイコンを右クリックしてコンテクストメニューのなかから「開く」を選択してください!
http://www.softantenna.com/wp/tips/mac-sierra-app-without-gatekeeper/
研究でインタビューの書き起こしをするためにソフトを探していたところ、たどり着きました。他にもいくつか試してみたのですが、こちらが一番使いやすそうなのでしばらく使わせていただきます!
この使いやすさは画期的です!
なお、うっかり.iwprojファイルの場所を異動してしまって開けなくなっていたのですが、ダメ元で拡張子を.txtに変更してテキストエディタで開くと、無事文字起こしテキストを読むことができるようです。
駆け出しの質的研究を学ぶ院生です。こちらのソフトウェアを使用させていただきます。ありがとうございます。
ICレコーダーで録音したMP3音源を選択したところ
下記メッセージが出てしまいました。
なにか手立てはありますでしょうか。
よろしくお願いします。
The document “22070302.MP3” could not be opened. Interview Writer cannot open files in the “Music.app Document” format.
MP3なら開くことができるはずです。ファイルのアイコンからコンテクストメニューあるいは⌘+iで「情報」を開いて、「このアプリケーションで開く」のところを別のアプリ(もしくはIW)に変えてみてください。
InterviewWriter、大変便利に使わせていただいております。
ひとつご質問です。最近、Play/Pauseのショートカット、Command・Enterが使えないのです。解決方法はございますでしょうか。どうぞよろしくお願い申し上げます。
研究で使わせていただこうと思い、ダウンロードをしました。Iphoneで録音をしたので、Apple mpeg4からmp3に変換してInterview writerで開こうと思ったのですが、下記のメッセージが出てしまいます。どうすれば開けますでしょうか。
The document “大森さん1.mp3” could not be opened. Interview Writer cannot open files in the “MP3 audio” format.