FaultyDogの日記: 自分は専門家か
日記 by
FaultyDog
高木さんの日記の りぶらサポータークラブで岡崎図書館事件を考えるフォーラム のエントリの
検察官は刑事法運用のプロである以上その理屈を察する能力が要求されると思うが、それに気づかなかったのか、あるいは、単にぞんざいに済ませただけなのか。
で思い出した。
例えば、テレビなどのニュースを見ていて、時たま IT 関連のニュースが流れた時に、「それ、違う」とか 「そんな事、常識」とか思うことが多々ある。で、翻って考えてみると、他の業界についてはそんな事は無い。
これってつまり、自分の属する業界についてはそれなりに詳しいって事であり、ただし、その事に普段は 気付かないっていって事なんじゃないだろうか。つまり、たいていの業界にはその業界についての 知識やら常識やらが存在するけど、よそからはもちろん、そこに属する本人ですらその事に中々気付かないって 事なんじゃないだろうか。
そうだとすると、かつて時々目にした、「取材に来た記者が何にも知らない」って言も良く理解できる。
さらに敷衍すると、「検察官や警察官や新聞記者ってのはどの業界に対しても部外者であり、素人である」っていう 結論になる。
で、改めて考えてみると、エライ人オブラートを外して見た場合、非常に納得できる様に思う。
なので、この引用に対する見解としては、「知らないのに自分の常識で判断した」となる。