「ライフ セントラルスクエア押上駅前店」(墨田区押上1)で1月25日、学生が考案した「味ぽんメニュー」の試食イベントが行われた。日本女子大学とミツカンが取り組む共創プロジェクト「にっぽん食プロジェクト」の一環。
日本女子大学とミツカンが取り組む共創プロジェクト「にっぽん食プロジェクト」
同プロジェクトは、「若い世代の視点を生かして日本食の新たな魅力を発掘し、現代のライフスタイルに合う『未来の食』を提案することを目的に同大とミツカンが共同で研究を行うプロジェクトとして、2022年にスタートした。
2024年度のテーマは「ごはん時間で、つながろう」。学生たちは家庭内のコミュニケーションを軸に、「にっぽん食」のメニュー10種類を開発した。
当日は、開発したメニューの中から「ジャパニーズロールキャベツ」の試食を来店客に呼びかけた。白菜でエビ真薯(しんじょ)を包み、「味ぽん」で味付けた同メニュー。電子レンジのみで簡単に調理でき、「忙しい日常の中でも手軽に楽しめるのが特徴」だという。
試食提供を担当したのは、同大家政学部食物学科飯田研究室4年の湯澤華帆さんと西川夏帆さん。湯澤さんは「お客さまから直接『おいしい』という声を聞けたのは大きな喜び。特に白菜のおいしさを評価され、今後の開発に向けた貴重なヒントになった」、西川さんは「企業との協働で調味料の新しい使い方を学べたことや、実践的な商品開発の経験がキャリア形成にも役立つと感じた」と、それぞれ話す。
今後について、ミツカンの担当者は「学生たちの柔軟な発想と企業の知見が融合することで、日本食の新たな価値を創出できる。このプロジェクトを通じてさらなる可能性を広げていきたい」と期待を寄せる。