2012年6月の『RX-8』の生産終了以来、ロータリーエンジンを意味する『RX』の名前を冠したスポーツカーが途絶えているマツダ。そんな中、同社のトップが、RXの復活計画は存在しない、と明言している。
これは11月10日、『オートモーティブニュース』が報じたもの。同メディアが、マツダの小飼 雅道 社長兼CEOにインタビュー。同社長兼CEOは、スポーツカーのRXシリーズを復活させる計画はない、と話したという。
その理由は何か。小飼 社長兼CEOは「これ以上、車種ラインナップを増やすことは、現時点のマツダにとって難しい」と同メディアにコメント。
現在、マツダは7車種を擁する。11月18日に開幕するロサンゼルスモーターショー14では、小型クロスオーバー車の『CX-3』の発表を控えており、マツダの企業規模からすれば、これ以上の拡大路線は得策ではないとの判断だろう。
『RX-7』、RX-8と続いてきたマツダのロータリースポーツ。今後、新型『ロードスター』が、マツダのスポーツイメージの牽引役となる。小飼 社長兼CEOは、同メディアに、「マツダは引き続き、財務基盤の強化に取り組んでおり、限られた経営資源は、SKYACTIV商品に投入していきたい」と語っている。