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テーマ:ipod(463)
カテゴリ:My iPod(テラミス流活用法)
前回に引き続き、iTunesのエンコーダ性能を検証したいとおもいます。
比較検証する元データはこちらです Michael Jackson /Billie Jean(4’53) 44.1KHz 16Bit Stereo 曲開始から(1’00)時点の波形をサンプリングしています (波形測定にはスペアナソフトWaveSpectraを使用) WAVE形式でインポート (ビットレート値1411kbps データ量49.5Mバイト) ----------------------------------------------------------------------- それでは非可逆圧縮エンコーダの検証証結果にまいります。 AAC(128 kbps)でインポート (ビットレート値128 kbps データ量4.6Mバイト) MP3(128 kbps)でインポート (ビットレート値128 kbps データ量4.6Mバイト) 結果はご覧のとおり、 周波数17kHz以降の音がきれいにカットされています。 これによって1/10以下という大幅なデータ容量の圧縮が実現できるのです。 そして興味深いのは同じビットレート(容量)なのに、AACとMP3の波形の違いです。 MP3では16kHzあたりから大きく歪みがでているのがわかります。 これをみるかぎり、エンコーダ性能はAACのほうに軍配があがるようです。 次に、インポート設定画面のカスタム設定により音質を向上させる方法を検証 ビットレートを最大値の320 kbpsまであげて波形を検証しました。 結果はご覧のとおり、 AAC(320 kbps)でインポート (ビットレート値320 kbps データ量11.4Mバイト) 周波数20kHzまでの音が原音に忠実に残っていることが解ります。 ところでこの20kHzという周波数は何を意味しているのか、 ちょっと昨日の日記を思い出してみてください。 20 kHz以上の音は俗に超音波と呼ばれ、 人間の耳では聴こえない音とされています。 さらにアップルのホームページでiPodの技術仕様を確認すると、 周波数特性は20Hz ~ 20,000Hz と公表されています。 よって、理論的にはiPodにとってこれがベストマッチの設定といえます。 ---------------------------------------------------------------------- ということで、2回にわたり長々と検証してまいりました。 理屈っぽい話になったので、読み飛ばした方もおられるとおもいます。 明日はこの結果をもとに、最適な設定について簡単にまとめます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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