ソニー株式会社はブドウ糖の分解作用を用いて発電するバイオ電池を開発したと発表した。
今回、開発されたのは、ブドウ糖を酵素で分解し、エネルギーにするという生物の仕組みを応用したバイオ電池。ブドウ糖の水溶液をエネルギー源とし、酵素で分解する際に発生する電子により、電力が発生する仕組み。
試作品は、1辺の長さが39mmのキューブ状となっており、出力は同社が「世界最高」とする約50mW。負極にあるタンクに、エネルギー源となるブドウ糖溶液を垂らすと、電気が発生する。同社ではこのユニット4つを直列に接続し、メモリータイプのウォークマン(NW-E407)を動作させることに成功している。
なお、この模様は、ニュースリリースページにおいて動画でも紹介されている。
|
発電の仕組み
|
■URL
ソニー株式会社
http://www.sony.co.jp/
ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200708/07-074/index.html
( 本誌:伊藤 大地 )
2007/08/23 13:35
- ページの先頭へ-
|