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Kyoko Shimbun 2018.11.08 News

「星座で格付けやめよう」 社会学者「ホロハラ」指摘 これは嘘ニュースです

お互いに憎しみ合わせる占いランキングも
 星座占いランキングで人を格付けする行為はハラスメントではないか――。星座によって人の尊厳を傷つける「ホロスコープ・ハラスメント(ホロハラ)」を指摘した社会学者・八木乙彦さんの発言が話題を呼んでいる。

 「『今日は最高』とか『1日中ついてない』とか、勝手に朝から格付けされて一喜一憂するって不愉快じゃないですか?」

 八木さんが10月上旬にツイッターで発したこの問いかけは4万件以上拡散され、注目を集めた。「わかりみが深い(とてもよく分かる)」「いちいち真に受ける方がおかしい」など反応は様々だ。

 血液型と性格を結びつけた疑似科学「血液型別性格診断」や、少数派のAB型に対して不当な評価を与えるブラッドタイプ・ハラスメント(ブラハラ)に対する問題意識は近年高まりつつあるが、ホロハラの認知はまだ広まっていない。だが「牡羊座は几帳面」「さそり座は攻撃的」といった性格診断はブラハラと比べて大差はない。八木さんに寄せられた書き込みの中には「『おとめ座のくせにブサイク』と言われた」「『さそり座の女』とからかわれる」など不快な実体験をつづったものも少なくない。

 八木さんが最も問題視するのは、朝の情報番組でおなじみの星座占いランキングだ。

 「『朝の情報番組』を名乗りながら、何の根拠もない『情報』をランキングとして電波に乗せていいのでしょうか。最下位にされて通勤通学の出鼻をくじかれる人の気持ちを考えてほしい」

 八木さんが公表した「占いランキングコーナーを持つテレビ・ラジオ番組一覧」の中には、最下位に対して「今日は何をやっても上手くいかないどころか、これからの人生も失敗を積み重ねるばかりで、誰もお前のことなど愛していない。ラッキーアイテムで乗り切ろうという魂胆もあさましい」と情け容赦ない罵声を浴びせるコミュニティFM局の情報番組もあった。制作担当者に問い合わせたところ「ライバル局の占いコーナーと競争を重ねるうちに、どんどんエスカレートしてしまった」と説明する。

 ホロハラとの指摘を受けた同局では、今後最下位の星座に配慮して、ランキング発表を11位までにとどめ、最下位を非公表にすると発表した。

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