米利上げ4月困難、6月ならあり得る─シカゴ連銀総裁=CNBC

米利上げ4月困難、6月ならあり得る─シカゴ連銀総裁=CNBC
 3月30日、シカゴ連銀のエバンズ総裁は、4月利上げのハードルは高いが、6月はあり得るとの認識を示した。写真はシカゴで昨年6月撮影(2016年 ロイター/Jim Young)
[30日 ロイター] - シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は、低インフレを踏まえると4月の利上げのハードルは高いが、労働市場の改善が続けば6月の利上げはあり得るとの認識を示した。CNBCに対し述べた。
総裁は「インフレ率が2%の目標に向かって持続的に加速するとの確信を持つことは極めてハードルが高い」とし、「4月までにこの条件を満たすことができれば驚きだ」と述べた。
一方で、6月の利上げは、失業率の低下など労働市場の一段の改善に基づくものとし、「緩やかに金利を調整する正当な根拠になる」との考えを示した。
ただ欧州などでインフレが低迷していることを考慮すると、「先走りたくはない」とも指摘。年内2回の利上げとの予想をあらためて示した。

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