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彼の男性機能がイマイチなら…意外な食べ物が精力をアップさせる

 ガッツリ肉を食べたからって、男性機能がアップするわけではありません。じゃあ何が彼を元気にしてくれるの? ⇒【前編】「肉で精力はつかない!彼の男性機能が弱るのは、いつも食べてるアレのせい」http://joshi-spa.jp/221841  食べたい食品のキーワードは「滋養強壮」と「血液サラサラ」。 男性の元気のもとはビタミン、ミネラル、アミノ酸に多く含まれています。お肉がNGというより、食事全体の質やバランスを重視して多く摂りたいのがこちら。

男性機能に欠かせない「亜鉛」

アーモンド 男性の元気のためには常識かのように言われる亜鉛。生体機能に重要な役割を持ち、精子をつくるなど生殖機能やホルモンの合成にも関係しています。不足すると性欲減退のほかに前立腺障害や疲れやすさ、うつにもつながるといわれる大切な酵素です。  お酒を飲みすぎると亜鉛は排泄されてしまいますので気をつけましょう。  多く含むのは……カキ、ココア、アーモンド、抹茶、海苔、牛の赤身、干しエビなど

滋養強壮のための「タウリン」

イカ

イカの丸焼き

 肝臓に溜まった中世脂肪を出すなど肝機能を高めるほか、心機能の増強にも効果があり、動脈硬化や高血圧、むくみを予防すると考えられています。栄養ドリンクに多く含まれることでも知られ、タウリンが不足すると男性由来の不妊症になるという報告もあります。  多く含むのは……イカ、タコ、ハマグリなどの魚貝類、スルメの白い粉、魚の血合いなど

血行をよくする「アルギニン」

 男性が元気になるためには大切なところに血液が十分に流れることが大切。アルギニンは一酸化窒素を産生し、血管が拡張されて血流がよくなります。成長ホルモンの分泌を促進し、精液の80%を占める成分としても知られています。*タバコが男性機能によくないといわれるのはニコチンが血管を収縮させるためです。  多く含むのは……大豆、高野豆腐、ナッツ、ゴマ、オートミールなど  大阪大学大学院の研究により「レスベラトロール」というブドウやピーナツの皮に含まれるポリフェノールも、同じく一酸化窒素を増加させることでEDを改善することがわかっています。

粘膜を保護することでも役立つ「ムチン」

オクラ納豆あえ

オクラ納豆あえ

 いわゆる「ネバネバ食材」のムチンは肝臓、腎臓の機能を高める作用があります。タンパク質の吸収を助けて疲労回復にも役立ち、食物繊維のはたらきで血液もサラサラにするほか、粘膜を保護するはたらきもあって「うるおい」には欠かせません。女性も積極的に摂りたいですし、男性の大切なところにも粘膜の部分があるので積極的に食べたいですね。  多く含むのは……山芋、オクラ、納豆、モロヘイヤ、ナメコなど

性欲を誘うため禁止にする宗教も?「アリシン」

 特にニンニクに多く含まれるアリシンは、疲労回復、抗酸化、血流改善効果が知られています。また、ニンニク、ネギ、ニラ、アサツキ、ラッキョウを「五葷」といい、陰陽五行という考えの中では「淫」などを好むといわれています。臭気成分が強く、精力をつけ、興奮作用があり神経を刺激するため、欲が出て修行の妨げにならないよう禁止されている宗派もあります。この考えに則っていうなら、五葷はほどほどにしておいた方がよいですね。  多く含むのは……ニンニク、ネギ、ニラ、アサツキ、ラッキョウ、タマネギなど

下半身を鍛える運動も大切

 健康のためにも、適度な運動は習慣にしたいですね。アメリカデューク大学の調査では、1日30分の早歩きを週に4回、もしくは同等の運動習慣のある男性は、そうでない男性に比べてEDのリスクが65%低いことが分かっています。 ※http://www.akanbou.com/news/news.2010062801.html  ただ、過剰なサイクリングは血行不良になる可能性も指摘されているのでご注意を。  そして、やっぱり最後は……「男性をたてる」思いやりも女子力ですよね。デリケートな男性が日々晒されているストレスやプレッシャーから解放されてリラックスできるように、アロマなどの香りを使う、かるいマッサージをしてあげるなど、愛するあなたからのいたわりや優しい心づかいが何よりの元気のもとではないでしょうか。  食事を気づかってあげることはもちろん大切ですが、押しつけられずに好きなものを美味しく食べることも彼にとっては同じくらい大切なはず。今回あげた食品は毎日の食生活の中で意識しながら、無理のない範囲で取り入れてみてくださいね。 <TEXT/松嶋ゆうこ> 【松嶋ゆうこ】 松嶋ゆうこ青山学院大学を卒業後、ITベンチャーを経て飲食店の立上げを経験し、パリ「エスコフィエ」でフランス料理を学ぶ。栄養士、食育インストラクター、ソムリエやフードアナリスト1級等の資格を持ち「食を通じて健康に美しく」を目指し、TVなどメディアで料理研究家・コメンテーターとしても活動中。(ブログhttp://ameblo.jp/dietreport/
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