Salesforce.comは米国時間7月14日、「Salesforce1 Platform」向けの新たなサービス「Salesforce Shield」をリリースした。この新サービスを利用することで、信頼性の高いクラウドアプリを素早く構築することが可能になり、規制の厳しい業界におけるセキュリティとコンプライアンスに対する高いニーズを満足できるようになるという。
このサービスは同日から一般提供が開始されており、アーカイブ化や監視、暗号化のほか、Salesforce1 Platform上に構築されたアプリの監査といったサービス一式を実現している。
Salesforce.comによると、ドラッグ&ドロップで使用できるこのサービスは、イノベーションによって目まぐるしく変化しているクラウドアプリ環境における、コーポレートガバナンスポリシーや業界の規制に従うという、大企業のIT部門共通の悩みを軽減するという。
Shieldを使用した新たなコーポレートガバナンスアプリを開発し、「Salesforce AppExchange」で販売することも可能となっているため、Salesforce.comは同サービスを独立系ソフトウェアベンダー(ISV)やシステムインテグレーターに向けても売り込んでいく。またShieldは、Salesforce1 Platformによって構築されたネイティブなアプリもサポートしているという。
同社によると、Shieldの価格は同サービスにアクセスするために使用されたSalesforce製品全体の割合から個別に算出することになるという。ただし、Shieldの各コンポーネントは個別または合わせて購入することが可能だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。