英国の公道を初めて走った自動運転車は、普通の大量生産車のようには見えない。エンジニアリング企業のRDM GroupがRenault車をベースに製造し、オックスフォード大学からスピンオフした企業Oxboticaのテクノロジを搭載したこの2人乗り自動運転車は想像以上にSFの世界にあるもののようだ。動力はもちろん電気だ。
Reutersの報道によると、この自動運転車は英国南部のミルトンキーンズの公道を走行したという。目標は、普通の市民に混じって適切に走行できるようにすることだ。自動運転車は時速5マイル(約8km)で市街地を走行し、前方に歩行者が現れると停車した。この試験プロジェクトにミルトンキーンズが選ばれたのは、広い自転車道と幅の広い歩道があるためだ。
今回の歴史的な走行は、万全に準備された上で実施された。主催者はミルトンキーンズの地図を作成し、近辺の安全計画に関して市議会と協力した。英国は自動運転車の開発者を世界中から誘致したいと考えており、今後こうした試験走行が英国のさまざまな場所で行われる予定だ。FordとJaguar Land Roverも英国でプログラムを実施したいと考えている。
このプロジェクトの主催者は、2017年までに約40台の自動運転車をミルトンキーンズの公道で走らせたい考えだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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