NTTデータは3月1日、クラウドサービス間連携を支援するプラットフォーム「Sinfonex」を4月1日から提供することを発表した。OAuthとAPI接続でのウェブサービス連携と、OpenIDとSAMLの2方式のID連携の機能を提供する。
ウェブサービス連携では、APIとして公開されている機能をサービス連携エンジンを介して利用企業のウェブサービスに取り込む環境を提供する。通常、公開されているAPIを自社サービスに組み込むためには、それぞれのAPIの仕様に従い各ウェブサイトで個別に連携の仕組みを構築する必要がある。
Sinfonexのウェブサービス連携機能は、サービス連携エンジンでSinfonexが連携する各ウェブサービスの仕様の差異を吸収して一元化することで、利用企業はAPIごとの個別対応が不要になるという。利用企業は、自社のウェブサービスにおける他サービスのコンテンツの利用やサービスのマッシュアップに必要な開発を効率的に行えるとしている。4月のサービス開始時点では、FacebookやGoogle Appsで提供されているAPIに対応、順次連携サービスを追加していくとしている。
ID連携機能では、別のウェブサービスで利用されているユーザーIDを用いて、自社のウェブサービスを利用できるシングルサインオン(SSO)の機能を提供する。SSOの方式として多く利用されているOpenIDとSAMLを採用している。ウェブサイト間連携のSSOに必要な機能をサービス事業者のウェブサイトで準備する必要がなく、Sinfonexと連携することで実現可能という。
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