「短縮URLチェッカー」は、短縮URLを入力することで元のURLの詳細を確認できるサービスだ。複数のサービスで二重三重に圧縮された短縮URLもチェックできるほか、Googleセーフサーチによる安全性も同時にチェックできることが特徴だ。
使い方は同種のサービスと同じで、トップページのフォームに短縮URLをペーストして「チェック」をクリックするだけ。すぐさまリクエストが実行され、元のURLとタイトル、HTMLのソースコードを省いたサイトの内容が表示される。この時点でGoogleセーフサーチによる安全性もチェックされているので、利用者はこれらの情報をもとに、元URLにアクセスして問題ないか判断すればよいというわけだ。
本サービスの特徴は、短縮URLが複数のサービスで二重三重に圧縮されている場合も正常にチェックができることだ。URLが重ねて圧縮される現象は、あらかじめURLの自動短縮機能を備えたサービスに他サービスで生成した短縮URLを貼り付けることでしばしば発生するが、同種サービスの中にはひとつ前の短縮URLしかチェックできず、元のURLにたどりつけないことも多い。その点、本サービスでは元URLまでのリダイレクトの経路も含めてすべての情報が取得できるので、手作業でコピペを繰り返して元URLを探る必要がない。
また、今回試した限りでは、リダイレクト前に任意のクッションページが表示されるタイプの短縮URLサービスも停止することなく解析が続行されたので、意図的にURLを秘匿すべくクッションページを含めて複数の短縮URLを組み合わせてある場合でも、高い確率で解析できる。国産サービスということで、海外の同種サービスにありがちな、国産の短縮URLサービスがうまく解析できないケースも少ないようだ。
ほかのサービスにあって本サービスにない機能としては、元URLのサムネイルを取得する機能が挙げられるが、サムネイルの取得にかかる時間がないぶんスピーディーに動作する。ブックマークレットを使えばコピペすることなくブラウザ上での範囲選択でチェックを実行することもできるなど、使い勝手にも優れている。二重三重に圧縮されたURLを含め、多彩な短縮URLに対応できるサービスとしておすすめだ。
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