UPDATE Facebookがソーシャルネットワークフィードアグリゲーションの新興企業であるFriendFeedを買収した。TechCrunchは米国時間8月10日、Facebookが正式に明らかにする少し前にこれを報じている。
FriendFeedの共同創設者であるBret Taylor氏は、発表声明の中で「互いの友人を結びつけ、情報を共有するツールを人々に提供するという面で、FacebookとFriendFeedは共通のビジョンを持ち合わせている。(Facebookの)開発チームに加わって、FriendFeedで開発に成功してきた数々の革新的な機能を、世界中の2億5000万人に上るFacebookユーザーへと提供できる日が待ち遠しい」と語っている。
基本的にFriendFeedは、これまでも多くの宣伝手法を取ってはきたが、広く一般に認知されるに至ったわけではなく、この面で着地点を求めてきたとしても、さほど驚くべきことではないだろう。Facebookは、人材獲得が目的で買収に及んだとも考えられる。Taylor氏は、FriendFeedに加わる前に、「Google Maps」の立ち上げを支える開発チームに籍を置いていた。つまり、(今回の買収の詳細な条件などは明らかにされていないのだが)以前はGoogleに勤めていた非常に優秀な複数の人材獲得が目的で、やや高額の取り引きとはなったものの、今回の買収でFacebookは雇用を進めたというのが実情ではないかと推察される。FriendFeedの共同創設者らは「Facebookのエンジニアリングおよび製品開発チームの上級管理職に就くことになり」、他のFriendFeedの12人の従業員もFacebookに加わる予定であることが、今回発表されている。
これは、Facebookが少数ながら実施してきた過去の買収の経緯をたどることでも裏打ちされる。Facebookは2年前、Firefoxブラウザの作者としても知られる創設者らを取締役に加えることを主な目的に、新興企業のParakeyを買収した。Facebookが、今回のFriendFeedの買収よりもはるかに大きな意義を持つことだが、Twitterの買収にも努力を傾けたことはよく知られているが、この努力は失敗に終わっている(さらに、ただ厄介な訴訟問題の解決を狙って、FacebookがConnectUの資産の大部分を買収したこともあった)。
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