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ドイツゲーム / ボードゲーム 解説
(Medici、Zooloretto、Poison)
iPhone(スマホ / タブレット)で公開されているドイツゲームアプリのまとめは、こちら のページをご覧下さい。
このページではいくつかのドイツゲームアプリをご紹介していましたが、現在残っているのは「Medici」のみで、他は非公開になっています。
記事は参考としてそのまま残しています。
Medici(メディチ)
内容:競りゲーム(ドイツボードゲーム)
作成:Codito Development / Dr.Reiner Knizia
公開:2010/8
価格:iPhone / iPad 版 480 円
iPad 版の詳細を表示(iTunes が起動します)
プレイヤーが場のカードを「競売」で競り落としていく事が中心となるゲームを、俗に「競りゲーム」と呼びます。
その競りゲームの世界的定番の1つが、この「Medici」(メディチ)です。
1995 年の「ドイツ年間ゲーム大賞」のノミネート作品であり、ユーザー投票で決まる「ドイツゲーム賞」では5位でした。
ゲームのルールはシンプルなのですが、「所持金=得点」となっているシステムが解りやすく、無駄遣いは大きな減点と言えるため、プレイヤーの相場観が重要になるゲームです。
舞台は大航海時代。 プレイヤーは順番に「交易品」のカードを引き、それを競売で競り落としていきます。
交易品には「価値」があり、1ラウンドごとに競り落とした価値の合計に応じてボーナスの資金が貰えます。
さらに同じ交易品を集めていると「独占ボーナス」も貰えます。
しかし資金がそのまま得点であるため、欲しい交易品があっても高値を付け過ぎると赤字になってしまう場合があり、適正価格の見極めがポイントになります。
中世ヨーロッパらしい BGM と雰囲気のあるグラフィックで、性格の異なる複数のコンピューターキャラクターも用意されています。
戦績やレートなどはありませんが、アプリの出来は良いですね。
定番の「競りゲーム」が iPhone や iPad で楽しめるのは、ボードゲームファンには嬉しいことでしょう。
【 Medici(メディチ)のルール 】
- 3~6人で行うゲームです。(2人では遊べません)
- ゲーム開始前の設定画面で、空いた船の上の枠をタップすると参加者を追加できます。
キャラクター選択時は矢印ボタンかスライドで画面が横にスクロールします。
- キャラクターの選択後、横にあるアイコンでそのプレイヤーを人間にするか AI(コンピューター)にするかを選択出来ます。
- 3人以上参加させて「Start」をタップすればゲームが始まります。
- プレイヤーは順番に、画面右にある「木箱」をタップして、交易品を場に置いていきます。
- 交易品は3つまで場に置く事が出来ます。
任意の数の交易品を置いたら「木槌」のボタンで競りを開始します。
- 「競り」が始まったら、交易品を引いた人の次の番のプレイヤーから順番に、入札金額を提示するかパスを選択します。
入札する場合は上下の矢印で金額を選択し「Bid」の文字を押します。
(最初から、その時点で一番高い人よりも1高い価格が入力されています)
パスする場合は「Pass」を押します。
なお、所持金は「Florins」と書かれている部分の数値です。
(Florin とは当時使われていたフロリン金貨という通貨です)
- 競りは1巡しか行われません。
よって一度パスを選択した人は、もうその競りには参加できません。
入札出来るのも1度だけです。
- 競りをスタートした人(交易品を引いた人)は最後に入札するため、入札価格の設定は行いません。
もっとも高い金額を付けた人より1高い価格で落札するか、もしくはパスするかを選択するのみです。
- 落札した人は、場にある交易品を全て受け取ります。
だれも落札しなかった場合、場の交易品は破棄されます。
- 各プレイヤーは1ラウンドに5つまでしか交易品を所持出来ません。
よって5つの交易品を落札したら、そのラウンドでの行動は終了です。
- 所持数をオーバーする形で落札することは出来ません。
例えば、すでに交易品を3つ所持していて、場に3つの交易品が出された場合、落札すると所持数をオーバーしてしまうため、入札出来なくなります。
(入札の順番自体が回ってきません)
- 最後の1人になった人は、空きスペースの分だけ交易品を積み込みます。
この時、無料で積み込むことが出来ますが、どれになるかは解りません。
また、もし「木箱」が残っていない場合は積み込めません。
- 交易品の種類は以下の通りです。
- 次の5つの交易品は一般の交易品です。
Cloth(繊維)、Fur(毛皮)、Grain(穀物)、Dye(染料)、Spice(香辛料)の5種類です。 価値は 0~5 まで存在します。
- Gold(金)のみ 10 の価値を持っています。
ラウンドごとに1つしか存在しません。 模様はメディチ家の紋章です。
- 全員が5つの交易品を積み込むか、木箱が無くなるとそのラウンドは終了です。
落札した交易品の価値(交易品に書かれている数字)の合計に応じて、以下の表のような形で「ボーナス」の資金を獲得出来ます。
(所持している交易品の価値の合計は Value という数値で表示されています)
プレイヤー数 |
3人 |
4人 |
5人 |
6人 |
1位 |
30 |
30 |
30 |
30 |
2位 |
15 |
20 |
20 |
20 |
3位 |
0 |
10 |
10 |
15 |
4位 |
-- |
0 |
5 |
10 |
5位 |
-- |
-- |
0 |
5 |
6位 |
-- |
-- |
-- |
0 |
- もし同じ順位が2人以上いる場合・・・
例えば2位の人が2人いる場合は、2位と3位のボーナスを合計して、それを2で割った分が双方に入ります。 端数は切り捨てです。
(5人でやっていて2位が2人の場合、(20+10)÷2 で 15 ずつ入ります)
2位が3人の場合も2位と3位と4位のボーナスを合計し、3で割って端数を切り捨てた分がそれぞれに入ります。
- ラウンド後、(金を除く)交易品ごとに、持っている数だけ「船のマーカー」が進みます。
そして船のマーカーの位置と順位に応じて「独占ボーナス」を得られます。
- 交易品ごとに、船が1位の人には 10、2位の人には 5 の資金が入ります。
- 1位が2人の場合は双方に 7、3人の場合は 5 ずつ入ります。
(15 を1位の人数で割った数だけ入ります)
- 2位が2人の場合はそれぞれに2、2人以上の場合は1ずつ入ります。
- 船が5・10・20 のエリアまで進めば、その資金が足されます。
- ラウンド終了後、所持している交易品は全て場に戻され、次のラウンド(Day)が始まります。 船のマーカーの位置はそのままです。
- ゲームは3ラウンド(Day 3)まで行われます。
3ラウンド目の集計後にもっとも資金を持っている人が勝利です。
- 各 AI キャラクターの性格は以下の通りです。
- Lorenzo:スキル★
欲しいものを手に入れるためには金を惜しみません。
- Eleonora:スキル★★
Dye(染料)を好みます。 無謀な浪費家です。
- Cosimo:スキル★★
慎重な性格で、プレイヤーをマークします。
- Ferdinando:スキル★★★
バランスの取れた戦略を取ります。
- Cosimo the Elder:スキル★★★
Grain(穀物)を好みます。 独占重視です。
- Christina:スキル★★★★
Spice(香辛料)を好みます。 安さを重視します。
- Francesco:スキル★★★★
無謀、かつ非情です。
- Marie:スキル★★★★
Fur(毛皮)を好みます。 無駄遣いしません。
- Alessandro:スキル★★★★★
全ての物を欲しがりますが、節約家です。
- ゲームや演出のスピードは Option の Animation Speed や AI Speed で変更が可能です。
【 Medici(メディチ)基本攻略 】
- 損得を考えて入札しましょう。
欲しいものが落札出来ても、ラウンド後にそれで得られる利益が出費を下回ったのでは、合計はマイナスとなります。
「10 で入札したのなら、その交易品で 10 以上の利益を得ないと意味がない」というのが、当たり前ですが基本です。
- 基本的に AI は「交易品の価値=金額」という形で価格を考えているようです。
どうしても欲しいなら、それより多めに入札するようにしましょう。
浪費家の AI が相手の場合は「価格を釣り上げるための入札」をするのも、戦法の1つですね。
- 場に交易品が3つ出た場合、それを序盤に入札するのは考えものです。
交易品は5つしか所持出来ないので、いきなり3つ持ってしまうと、以後は場に出された交易品が2つ以下の時しか入札に参加できなくなります。
- 逆に他のプレイヤーの所持数が3つを超えている場合、場に3つの交易品を出せば入札出来るのは自分だけ。 1円でラクラク落札出来ますね。
- ライバルが減る後半ほど入札は有利です。
出来る限り本気の入札のタイミングは遅らせた方が良いでしょう。
1ラウンド目(Day 1)はあえて落札せずに、最後の1人になってタダで交易品を貰うのを狙う手もあります。
- このゲームは「競りゲーム」ですが、「競らない」事も戦略です。
費用対効果を考えて入札するようにしましょう。
Medici HD(iTunes 起動、iPad 専用です)
Zooloretto
内容:ドイツボードゲーム
作成:Chillingo / Michael Schacht
公開:2010/4
対応:iPhone / iPod touch & iPad 両対応
価格:600円
アプリ詳細を表示(iTunes が起動します)
※現在非公開
専門家が選出する 2007 年の「ドイツ年間ゲーム大賞」で大賞を受賞し、ユーザーの投票で決まる「ドイツゲーム賞」でも5位となった、「動物園」を扱ったかわいい見た目のファミリー向けボードゲームが、Zooloretto(ズーロレット)です。
作者はドイツのデザイナー、Michael Schacht(ミハエル・シャハト)氏。
「必要なカードを集め、必要でないカードは出来るだけ集めない」というシステムのカードゲームを、ボードゲームにアレンジした内容と言えます。
だんだん大きな動物園が出来ていく様子は、ちょっとした開発シミュレーションゲームの楽しみもありますね。
プレイヤーはカードを引いて、それを場にある「トラック」に乗せていきます。
トラックはプレイヤーの数だけあり、3つまでカードを載せられ、各プレイヤーは自分の番に好きなトラックを取得する事が出来ます。
トラックにカードがたくさん積まれていた方がお得ですが、欲しいカードが載せられたトラックを、他のプレイヤーが持って行ってしまう場合もあります。
出来るだけカードが積まれるのを待つか、カードが少なくてもさっさと取ってしまうか、その辺りの駆け引きがポイントのゲームですね。
難点は AI(コンピューター)がやや弱く、あまり手応えがないこと。
しかしオスとメスの動物がそろうと可愛い子供が産まれるなど、ファミリー受けする要素が多いゲームで、グラフィックが綺麗でサウンドや操作性も良好です。
女性や家族で楽しみたい方に、特に向いているボードゲームですね。
【 ズーロレットのルール 】
- 3~5人で行うゲームです。
ただしこのアプリにはプレイしたポイントで「AI キャラクターを買う」という要素があり、4人以上でやるにはその購入が必要です。
よって最初は3人でしかプレイ出来ません。
- プレイヤーは順番に画面右下の「?」アイコンをタップし、カードを引きます。
引いたカードはドラッグで画面右にある任意のトラックに載せる事が出来ます。
1つのトラックには3つまでカードを載せられます。
- カードが載ったトラックは自分の番にタップする事で取得する事が出来ます。
この時、そのトラックに載せられたカードは全て得る事になります。
- カードの種類と活用法は以下の通りです。
- 動物パネル
全部で8種類ありますが、プレイヤー数に応じて出現する数が異なります。
檻の中に入れる事ができ、檻の中が一杯になるか、一杯より1つ少ない数まで入れると得点が貰えます。
ただし、1つの檻には1種類の動物しか入れられません。
檻に入れられない動物を取った時は、管理小屋に入れる事になります。
ただし小屋に入っている動物はゲーム終了時にマイナス点になります。
- 売店パネル
4種類存在し、1種類設置するごとに2点加算されます。
さらに設置した檻の空きスペースが2つ以上ある時、その檻に入っている動物1匹につき1点加算されます。
もし設置スペースがなくなったのにさらに取ってしまうと、管理小屋に入れられマイナス点になります。
- コインパネル
集めることで動物園の拡張や動物の購入など、様々な事に使用できます。
- 動物にはオス(♂)とメス(♀)のマークが付いているものがあります。
このオスとメスを両方とも檻に入れると子供が産まれます。
産まれた子供も1匹の動物として数えます。
- コインは最初に2枚持っています。
使用する事で以下の行動を行うことが出来ます。
使用するとその時の自分の番は終わりになります。
- EXPAND(拡張):コイン3枚
檻を1つ追加します。
ゲーム開始直後は檻は3つですが、それが4つになります。
- MOVE(移動):コイン1枚
管理小屋の動物を檻の中に移動させます。
移動出来るのは1度に1匹のみです。
もしくは、売店の位置を変更することが出来ます。
- SWAP(交換):コイン1枚
2つの檻の中の動物を入れ替えます。
- BUY(購入):コイン2枚
他のプレイヤーが管理小屋に入れている動物を購入出来ます。
この時、コイン1枚が相手プレイヤーに代金として渡され、もう1枚は費用として消費されます。
- SELL(売却):コイン2枚
正確には「管理小屋の動物の撤去」です。
これによって小屋に動物がいる事によるマイナスポイントを減らせます。
- 画面上部の丸い取っ手を下にスライドすると、各プレイヤーの一覧画面が表示されます。
また、画面を左右にスライドする事で隣のプレイヤーのボードを見る事ができ、各プレイヤーのアイコンをタップする事でもそのプレイヤーのボードの確認が可能です。
- トラックを取ったプレイヤーは、そのラウンドでの行動は終了となります。
全員がトラックを取ったらラウンドが終了し、トラックは元に戻され、次のラウンドが始まります。
- 山のカードの残り数が「プレイヤー数×3」以下になると、そのラウンドの終わりでゲーム終了となります。
- ゲーム終了後、各プレイヤーの得点が集計されます。
この得点はゲーム中に画面下の黄色いボタンを押す事で確認可能です。
- 檻の得点は右が一杯にした時の得点、左が一杯から1匹少ない時の得点です。
一杯から2匹以上少ない場合、檻の得点はありません。
- ただしその檻に売店が併設されている場合、2匹以上少ない場合でも動物1匹あたり1点が加算されます。
- 売店は1種類あたり2点です。
同じ種類が複数あっても、種類による得点は入りません。
- 管理小屋の動物や売店は1つあたり -2 点減点です。
- もっとも得点が多かった人が勝利者となります。
- ゲーム終了後に結果に応じた「ポイント」が貰えます。
このポイントでタイトルの「Shop」から拡張要素の購入が行えます。
- 拡張要素の2つはコンピューター(AI)キャラクターです。
もう1つの Polar Bear(シロクマ)は普通の動物ではなく、拡張ルールです。
- シロクマ購入後、ゲーム開始時に「Add-Ons」を選び、Polar Bear を ON にすると利用可能になります。
- 一番大きな檻(6スロットの檻)を一番最初に一杯にしたプレイヤーは、管理小屋の横に白クマの檻が作られます。
これが作られたプレイヤーは、管理小屋の減点が半分になります。
【 ズーロレット 基本攻略 】
- 早めに4つ目の檻を確保しておく必要があるので、出来るだけ早い段階でコインを1枚取っておきましょう。
ただ、4スロットの檻(小さめの檻)を一杯にしてもコインは1枚貰えるので、そこを早いうちに埋められるようなら、そちらを狙った方がいいでしょう。
- 5スロットの檻を一杯にするのを狙うのが、ポイント的には一番効率的です。
コインも得られるので、早い段階で一杯になった場合はそのコインを使って6スロットの檻と中身を入れ替えれば OK です。
- 4スロットの檻が一杯で、5スロットの檻に3匹しかいない場合、双方を交換した方がポイントは高くなり、両方を一杯に出来る確率も上がります。
- 余計な動物を取らない事もコツなので、トラックが3枚のカードで埋まるのを待つより、2枚しかなくても欲しい動物が2匹積まれているなら、早く取ってしまった方が良い場合が多いです。
- 平均的に増やして最終的にどの檻も一杯に出来ないよりも、1つの檻を集中して埋めていき、埋まりそうにない檻は売店でカバーするようにした方が、結果的にポイントが高くなります。
特に5スロットと6スロットの檻は一杯にした場合と1匹足りない場合の得点差が大きいので、集めるなら常に一杯にするのを狙いましょう。
Zooloretto(iTunes 起動)※公開終了
Reiner Knizia's Poison(ポイズン)
内容:競りゲーム(ドイツボードゲーム)
作成:Griptonite Games / Dr.Reiner Knizia
公開:2009/4
対応:iPhone / iPod touch 用
価格:350 円
※このゲームは現在、iTunes で販売されていません。
復帰する可能性もあるため記事はそのまま残していますが、今は購入できないのでご了承下さい。
非常にシンプルな、しかし悩みどころが満載で他プレイヤーとの駆け引きも重要なカードゲームが、この「Poison(ポイズン)」です。
作者はドイツゲームの有名デザイナー Reiner Knizia(ライナークニツィア氏)。
2005 年に発売されましたが、当初はアメリカでしか販売されておらず、シンプルなカードゲームだった事もあり、各ゲーム賞へのノミネートはされませんでした。
しかし徐々にその面白さと遊びやすさが広まり、2009 年のドイツ年間ゲーム大賞で推薦リストに追加されるなど、口コミでその評判が広まっていったゲームです。
「クニツィアのカードゲームの最高傑作」と評される事もあるようです。
プレイヤーは順番に、3色の薬品カードを色別に「鍋」に入れていきます。
カードには数字が書かれていて、鍋の数字の合計が 13 超える(14 以上になる)とカードを出したプレイヤーは、鍋のカードを全部回収しなければなりません。
薬品は毒であり、回収した分だけ減点になりますが、同じ色のカードをもっとも多く持っているプレイヤーは、その色に免疫が付き減点を受けなくなります。
カードを出来るだけ取らないようにしつつ、取らなければならない時は同色を出来るだけ集める必要がありますが、「猛毒のカード」もあり、同色を集め続けていると他のプレイヤーがその色の鍋に猛毒を放り込むかもしれません。
その辺りの駆け引きが重要になるゲームですね。
不気味な外見とサウンドですが、解りやすいルールで短時間で終わる、気楽に遊べるゲームです。
それでいて駆け引きやジレンマ、逆転の要素もある、優れたゲーム性を持ちます。
一度やってみれば、評判が広まったのも解るゲームと言えるでしょう。
【 ポイズンのルール 】
- 4~6人でプレイします。
(公式には3~6人用なのですが、iPhone / iPod touch 版は4~6人です)
- ゲーム開始時、50 枚のカードが各プレイヤーに均等に分けて配られます。
(よって最初の手札の枚数は参加プレイヤー数により変わります)
- プレイヤーは順番に、手札を1枚、場の「鍋」に入れていきます。
カードは以下の4種類です。
通常の「薬品」のカードはこの3色です。
1つの鍋には、別の色の薬品は入れられません。
1~7の数字(ただし3と6はない)が書かれており、鍋に入れられた数字の合計が 14 以上になると、鍋にあるカードを回収しなければなりません。
回収時、その時に出したカードはそのまま鍋に置かれ、その前に置かれていたカードをすべて回収することになります。
緑の薬品は「毒薬」です。
このカードは他の薬品の色に関わらず、どの鍋にも入れる事が出来ます。
数字は「4」のみで、回収のルールは通常と同様です。
- 全員が手札を出し終わったら、そのラウンドは終了です。
ラウンド終了後、以下の様な形で「減点」が計算されます。
- 回収した薬品カード(赤・青・黄のカード)は1枚1点の減点です。
- ただし同じ色の薬品カードを一番多く回収したプレイヤーは、その色の減点を受けません。
- 同じ色の薬品カードを一番多く持っているプレイヤーが複数いる場合は、両者とも減点の免除は受けられません。
- 回収した毒薬カード(緑のカード)は1枚2点の減点です。
- カードに書かれている数字は減点に無関係です。
カードの枚数のみが減点の対象となります。
- 1ラウンドが終わったら、カードが配り直され次のラウンドが始まります。
最初に手札を出すプレイヤーは、前回の最初のプレイヤーの次に移ります。
- プレイヤーの参加人数だけラウンドが行われ、最後のラウンドが終了した時に、減点の合計がもっとも低い人が勝者となります。
(iPhone 版では、1位だと Win、最下位だと Lose となります)
【 ポイズン 基本攻略 】
- 薬品のカードに3と6がない事をまず覚えておきましょう。
7は危険なカードなので、早めに出しておく必要があります。
1と2は後でも出しやすいカード、4と5は状況に応じて安全牌になり得るし、薬品を回収したい時にも使えるカードと言えます。
- 13 の組み合わせを覚えておきましょう。
「7・5・1」、「7・4・2」は良くでる合計 13 の組み合わせです。
13 にしてしまえば他のプレイヤーに取らせやすくなります。
- 5か4から始まると、3と6がない影響で、13 になる場合はその鍋に必ず4枚以上のカードが重ねられる事になります。
(5・5・2・1 や 5・4・2・2 など)
- カードのバランスに気を付けましょう。
先に赤だけ使い切ると、安全な鍋が赤しかないという場合に、どうしようもなくなります。
手札が出来るだけ偏らないようにカードを出していきましょう。
- 緑のカード(毒薬)は、ある意味「オールマイティーカード」と言えます。
どの鍋にも入れられますから、これを最後の1枚にする事で、「最後のカードが出したくないカード」になってしまうのを回避する事が出来ます。
カードを回収することになっても、その時に出したカードは場に置くため、毒薬を出して回収してもその毒は取らなくて良い点もポイントです。
- 最終ラウンドが近くなったら、上位の人をマークし、その人が集めている薬品に毒を放り込むなどして、うまく足を引っ張るのもポイントです。
他プレイヤーの名前とポイントは画面右下の i ボタンで確認できます。
(コンピューターは上位をマークしている・・・ と思います)
Reiner Knizia's Poison ※公開終了
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