米VMwareの事業部門であるSpringSourceは米国時間2009年10月19日,オープンソースJavaフレームワークの新版「Spring 3.0」を発表した。まもなく正式版をWebサイトでダウンロード提供する予定。
Spring 3.0にEclipseベースの開発環境「SpringSource Tool Suite」を組み合わせると,容易にエンタープライズ・クラスのJavaアプリケーションを作れる。Webサービス用プロトコルRepresentational State Transfer(REST)に対応しており,高機能なWebアプリケーションが開発可能という。旧版の「Spring 2.5」と互換性がある。新版の新機能などは,ルイジアナ州ニューオリンズで開催中のSpringOne 2GX Conferenceで紹介する。
SpringSourceは,Springを開発するほかSpring向けサポート・サービスやコミュニティ支援を手がけている。オープンソースJavaアプリケーション・サーバー「Tomcat」の開発にも協力してきた。VMwareが統合クラウド基盤を開発する目的で買収した(関連記事:VMwareがSpringSourceを約400億円で買収へ,「統合クラウド基盤を開発」/SpringSource,Javaアプリ用クラウド・サービス「Cloud Foundry」を発表)。
[発表資料へ]
記事のタイトルを「「Spring 3.0」をリリース」としていましたが,「「Spring 3.0」を発表」の誤りです。また,冒頭の段落で「「Spring 3.0」をリリースした」「Webサイトでダウンロード提供している」と記述していましたが,「「Spring 3.0」を発表した」「まもなく正式版をWebサイトでダウンロード提供する予定」の誤りです。以上,お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2009/10/21 14:50]