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 オープンソース団体KDE Projectは米国時間2009年1月27日,Linux/UNIX用デスクトップ環境の新版「K Desktop Environment(KDE)4.2.0」(開発コード名は「The Answer」)を公開した。Webサイトでソースコードと各種バイナリを無償ダウンロード提供している。さまざまなLinux/UNIXシステムでの同こんも始まったという。

 デスクトップ・インタフェース「Plasma」とPlasma用アプレットを改良し,スクリーンセーバー上でのアプレット実行,タスクのグループ化,システム・トレイ・アイコンの非表示化を行えるようにした。スクリプト言語JavaScript/Python/Ruby対応により,Plasma内で「Google Gadget」を動かせるようにした。Mac OS Xダッシュボード用ウィジェット対応も改善している。

 新たなウィンドウ・マネージャは,「Cube」「Magic Lamp」といった画面切り替え効果を採用した。ノート・パソコン/モバイル機器向け消費電力管理機能「PowerDevil」,ファイル・マネージャ「Dolphin」,メール・クライアント・ソフトウエア「KMail」,Webブラウザ「Konqueror」も改良した。

 対応言語として,アラビア語,アイスランド語,バスク語,ヘブライ語,ルーマニア語,タジク語や,インドで使われている各種言語(ベンガル語/グジャラート語/カナラ語/マイティリー語/マラーティー語)を追加した。

 また,KDEが採用しているオープンソースGUIフレームワーク「Qt」のソフトウエア・ライセンスに,LGPL(Lesser General Public License)の追加が決まった。これにより,KDEライブラリとその基盤であるQtを利用する際の柔軟性が増し,商用ソフトウエアの開発が容易になるという(関連記事:NokiaがQtのライセンスにLGPLを追加,独自開発部分のソースコード公開が不要に)。

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