「結婚式」――それは人生の一大イベント。幸せなゴールインの日? ウェディングドレスに身を包んで友人たちに祝福を受ける日? それとも、親戚や上司の席次で頭を悩ませる日? 準備が忙しくて2人の仲が悪くなる日? ……どうしてもお金がかかりがちだし、「やる意味あるの?」と思う人もいるであろう結婚式。無駄なコストを掛けたくないと考えるカップルが、ある結婚式ショールームを訪ねました。
(※この記事は株式会社メイションによるPR記事です)
―― もうすぐ結婚する予定の明彦さんと香苗さんのカップルは、とても悩んでいました。「結婚式、どうしよう?」……初めてのことだし、どう進めていいかも分からない。おまけにお金もたくさんかかるようだし……。
そんなとき、雑誌で「格安結婚式」という文字を見つけた香苗さんは、明彦さんを誘ってショールームへ向かうのでした。ちょっと心配なので、こっそりついていってみましょう(くっ、リア充め結婚式で失敗しろ!)
明彦メモ:ショールームにやって来た。
……根掘り葉掘り聞いてやる。
明彦 すまこん……ラノベみたいな名前だなあ。しかし格安って……本当かねえ。
香苗 ここだ、新宿ショールーム!
受付スタッフ いらっしゃいませ。スマ婚ショールームへようこそ。
明彦 ちょっといろいろ見学させてください。あと、いろいろお聞きしたいこともあるので。
受付スタッフ はい、ご自由にご覧ください。ウェディングプランナーの無料カウンセリングもご用意しております。
■ 「16.8万円で結婚式」の本当の意味
高橋 スマ婚ウェディングプランナーの高橋です。よろしくお願いします。
香苗 (緊張する……)
明彦 ええと、いろいろ質問したいんですけど、まずすごく安いっていう話を聞いたんです。金額面の辺りを教えてください。
高橋 はい。スマ婚はひとことでいうと、従来の結婚式を、クオリティをそのままで、約半額でご提供します、という結婚式プロデュースのサービスです。
明彦メモ:半額……。
そんなに安くなるわけが。どうなってるんだ?
香苗 半額!?
明彦 (うーん……)半額って言うと、具体的には?
高橋 結婚式は通常、300万円から400万円ほどかかるといわれています。このうち約150万円から200万円ほどが、だいたいご祝儀分でまかなうことが多いんですね。ただ、どうしてもご夫婦のご負担分が出てきてしまいます。スマ婚では、前払い分として新郎新婦のご負担分を16.8万円とさせていただいています。
スマ婚パック(16.8万円)内容
●司会者 ●挙式(宴内人前式) ●会場装花(メインテーブル装花、ゲストテーブル装花全卓分、ブーケ、ブートニア) ●ヘアメイク(事前リハーサル、結婚式当日) ●ペーパーアイテム(招待状、席次表、席札) ●新婦介添え人(アテンドスタッフ) ●専属プランナー ●音響、照明(スタッフ、機材) ●ウェルカムボード ●会場紹介 ●会場予約手続き代行 ●プログラム作成 ●控え室
香苗 16.8万円で結婚式ができるんですか?
明彦 いやいや……さすがにそれはないでしょ。
高橋 はい、もちろんそれ以外にも費用が発生します。例えば飲食代金はここに含まれていません。ですが、それらはご祝儀分でまかなう分として考えます。トータルで約150万円から200万円ほどで結婚式を挙げることが可能です。
明彦メモ:従来の結婚式との比較。16.8万円は前払いの負担額で、残りはご祝儀でまかなうという計算らしい。うーむ、そんなにうまくいくのか?
明彦 前払い分はこのスマ婚パック分のみ?
高橋 その通りです。通常、結婚式では全額を前払いいただきますが、スマ婚ではパック分以外は、ご祝儀が入った後にお支払いいただく形となります。
香苗 それいい!
明彦 ええと……当然の疑問なんですが、なんでそんなに安くできるんですか? クオリティが同じというのはどうも……。
■ 薄利多売、だから安くなる
高橋 ストレートに言ってしまうと、薄利多売方式を採用しているからです。
香苗 ???
明彦 ……というと?
高橋 結婚式は通常、土日祝日が多いですよね。ですから、立派な結婚式場を建てても、だいたい週2回、1日2組が限度なんです。だから結婚式というのは従来、1組あたりの利益を上げざるを得なかったんです。スマ婚は式場を自身で持っていなくて、その代わり各エリアで100会場ほど提携をしています。だから、1日にたくさんの数の結婚式ができます。スケールメリットが出てくるんですね。
明彦 なるほど。提携している式場の空いているスケジュールを使うということですね。
明彦メモ:薄利多売か。分からないでもない……。
高橋 その通りです。ホテルと同じで、式場は空けておくくらいなら安くても式をやった方がもうかりますからね。
明彦 まさか、平日とか、仏滅とかで会場が空いているときに……ってことですか?
高橋 いいえ、私たちの結婚式も基本は土日祝日ですし、仏滅しか空いていないなんてことはありません。そもそも土日祝日でも、どこかしら会場は空いてしまうものなのです。
香苗 「空いてしまう」?
高橋 スマ婚をスタートしたのは2009年で、サブプライムローン問題に起因する不景気まっただ中でした。披露宴会場というのは企業のパーティーか結婚式くらいでしか使わないものですが、不景気で企業のパーティーは激減。結婚式も質素になったりあきらめる方が出てきたり……。それに少子化と未婚率の上昇もあって、会場は減らないけど式は減る、ということが起きています。
明彦 ……会場については分かりました。でもそれだけでは……。
高橋 例えばドレスにしても同様です。月に10着、提携先から借りるのと違い、スマ婚では月に100~300着ほど借りるので、規模が変わるんですね。お花やカメラマンなども同様です。
明彦 どの部分においてもスケールメリットを活用している、ってことですか。
明彦メモ:式場を持たないで、スケールメリットを出す。まあ、ロジックとしては理解できるかな……。
高橋 あわせて、スマ婚では「持ち込み料」を撤廃しています。
香苗 持ち込み料……って、あれですよね。式場指定以外のドレスとかカメラマンとかだと、お金が余分にかかるんですよね。
高橋 はい。従来、式場は専属の業者と提携していて、式場もしっかり利益を取れるように価格設定されていました。ですから、それ以外を利用する場合は式場利益分を考えて、マージンを取るために「持ち込み料」という金額が上乗せされます。スマ婚ではこれを廃止して業者の価格競争を起こしています。
■ 彼氏さんが気になるアレコレを聞いてみました
明彦 一応は納得できました。ですが、今日来る前にネットで少し調べてきたんですけど、いろいろ気になることが書かれていたんですよね。例えば……ホテルや式場に直接行って見積もりしてもらったら、スマ婚と同じくらいの金額だった、とか。
高橋 恐らく、それは最初のお見積もり額ですね。ブライダル業界では通例、最初のお見積もりから、打ち合わせを繰り返す間に少しずつ上乗せしていく手法を採用しています。スマ婚では、最初のお見積もりが最終見積もりで、一切上乗せしません。
明彦メモ:調べてきたことをぶつけてやる!
明彦 ふむふむ。料理が選べない、ランクがどうも……という話も見かけました。
高橋 各式場でスタンダードのお料理コースをご用意しています。もちろんご要望があればアップグレードなどの変更も可能ですよ。
明彦 打ち合わせ回数が少ない、という話もありました。何回なんですか?
高橋 基本は3回です。もちろん、必要であればもっとしますが。普通の式場での打ち合わせはもうちょっと多いですね。実際のところ、打ち合わせを繰り返してプランナーと仲良くなると、オプションが断りづらくなります。結果として当初のお見積もりから上乗せされていくことになりがちですね……。今日はお料理の打ち合わせ、今日はお花の打ち合わせ、という具合に小分けして、都度上げていくという……。
明彦 プランナーさんが当日、式に来てくれない、という不満も見ましたが。
高橋 確かに、スマ婚では当日までのプランナーと、式当日に指揮をする者が分かれています。これも、当日私も行きますから!となると、オプションが断りづらくなりますよね。
■ 結婚式は誰のために?
明彦 ……だいたい分かりました。しかし聞いていると、業界から反発を受けそうな感じですね。提携している式場からも、本当は嫌われているんじゃないですか?
高橋 そういう部分もあるかもしれません(苦笑)。ただ、会場さんも背に腹は代えられないというか、埋まるなら埋まってくれた方が良いというのも事実です。それに、私たちはパイを奪いたいわけじゃなくて、パイを広げたいんですよね。
明彦メモ:結婚式は誰のため……か。
香苗 パイ?
高橋 結婚式をあきらめてほしくないんです。結婚式なんて何のためにするんだ、何百万も払ってする意味があるのか……と言われるのも事実です。お金がかかるのは確かにその通りかもしれません。でも、だから結婚式自体が要らないのかというと、そんなことはないと思うんです。
明彦 ……。
高橋 家族と家族が顔を合わせて、新郎新婦は生まれてからこんな人で、こういう人に囲まれて育ってきました……というのが見えてきて、ゲストはおふたりに対して思い入れができて、応援しちゃう。親戚やご家族にとっても、その後の人生で長く思い出されるイベントになります。結婚式のネックがお金なら、それを解決しようということですね。
香苗 やっぱり結婚式、ちゃんとやった方がいいですよね。
高橋 もちろんです!
明彦 いや、そりゃあしなくてもいいですとは言わないでしょうけど(笑)
高橋 それもそうですね(笑)。ただ、結婚式は人生を豊かにするものだと私は思っています。新郎新婦、彼氏と彼女というお付き合いが、結婚式になると、おふたりの家族、会社、お友だち、大事な人を集めてお披露目をする、という段階に進みますよね。この人をパートナーにします、とみんなに伝える場です。おふたりのためというより、その周りの人たちのため、という意味合いが強いんですね。
明彦 まあ「披露宴」っていうくらいですからね。
高橋 新婦のお父様からすれば、娘の結婚式なんて人生の一大イベントです。自分のためだけでなく、自分の大切な人のためにも、ちゃんとやることをオススメしています。
■ お金をかけるだけが良い結婚式ではない
香苗 でも結婚式、決めなきゃいけないことが多そうで……誰を呼ぶかとか、席次とか。
高橋 両家のバランスを気にする方が多いですが、両家で話し合っていればOKです。むしろ親族内で、どこまで呼んでいるか、誰を呼んでいないか、の方がもめますね。勝手に自分たちだけで決めないで、とにかくまず親御さんと相談して親族をリストアップしてください。席次は会社の人や取引先の人がポイントです。肩書き、序列重視で!
明彦メモ:ドレスもちゃんとしてる。
プランナーさんのアドバイスも的確だ。
香苗 式場選びも大変そう。何かポイントってありますか?
高橋 立地と、ゲストの人数と、どんな人を呼ぶのか、で考えると良いと思います。会社の方がたくさん来て、かっちりしたイメージにしたいならホテル。お友だちがメインならレストランですね。まずはどんな人がどのくらい来るのかを考えて、式場はそれからです。
香苗 なるほどー(ドレスを見ながら)
高橋 着たいドレスに合った会場を、という考え方もありますよ。例えば後ろが長いドレスを着たい場合は、長い階段があると映えますね。
香苗 ドレスで階段……(ほわんほわん)
明彦 演出はどうなっていますか?
高橋 基本的に、会場側でできることは、スマ婚を通してでもできます。プラスアルファで、なるべく親子の絆が見えるようなサプライズを考えるプランナーが多いですよ。最初のお見積もりが最終見積もりになるので、プランナーは打ち合わせの中で営業をかける必要がありません。その分、サプライズをどうするか……ということを考える時間ができるんです。
香苗 サプライズ?
高橋 例えば……新婦の方がすごくおばあちゃん子で、でもおばあちゃんが足の具合が悪くて出席できない、ということがあったんです。そこでプランナーが新婦の時間を調整して、メイクさんの時間の段取りも考えて、式場入りする前におばあちゃんの家に寄る、というのをサプライズで実施したんです。
明彦メモ:思った以上にしっかりした印象だ。
検討してみよう。
香苗 すごーい!
高橋 コストがかかる演出ではないですけど、すごく喜んでいただけました。
明彦 そういうのは良いですね。
高橋 私はスマ婚に来る前もウェディングプランナーをしていて、VIPな方の結婚式もプロデュースしていました。プールで花火を打ち上げたり、雪を降らせたりしてましたよ。でも、お金をかければ良い結婚式かっていうと、決してそんなことはなかったんです。歓声は上がりますけど、みんなが泣くのは新婦の手紙だったりするんです。
明彦 お金をかけるだけが良い結婚式ではない、と。
高橋 そうですね。そういう意味では、超高級志向です!という方には向かないかもしれません。帝国ホテルかペニンシュラじゃないと!という方は難しいです。ただ、一般的でしっかりした式場やホテルは提携しています。このパンフレットにも載ってますので、ご覧になってください。
香苗 わぁ……!
明彦 Webサイトには公開してないんですか?
高橋 一部しか載せていません。今日お話しした諸々の事情から、提携式場を大々的に公開するわけにはいかないので……。パンフレットに載っていない式場もありますよ。
明彦メモ:式場からしたら、大々的に公開してほしくない、というところが出るのも理解できるな。
(※写真は取り扱い会場の例)
明彦 ああ……なんとなく分かりました(笑)。会場さん側からすると直接来てほしいから、スマ婚で提携しているとは出したくないんですね。
高橋 そういうことです。
―― 最初は「本当かな???」と疑っていた明彦さんも、いろいろと話を聞いて、低価格にロジックがあったんだなと感じたようです。「安くできる」というスマ婚も選択肢のひとつに加えられたようでした。
結婚式は大きなイベントだけに、慎重に考えたいもの。スマ婚では「まずはショールームへ見学に」とうたっています。結婚を控えたリア充の皆さまにおかれましては、全国11ヶ所のショールームに、まずは見学に行ってみてはいかがでしょうか。
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写真:赤司聡