実際に施術を体験してみた
　
せっかくここまで来たんだし、どうせならお店のサービスを受けてみたい！　そこで急きょ、取材に同行したはまれぽ編集部の高見が体験させてもらうことになった。
　
「いま一番気になることはなんですか？」
カウンセリングはここから始まる。
　
高見の今回の希望は「マンネリ化している髪型をなんとかしたい。ちょっとしたテクニックでセンスアップしてほしい」。・・・うーん。言ってることがめちゃくちゃアバウト（笑）。ちなみに、施術前の高見の髪型は前髪のあるロング。毛先はストレートというシンプルなもの。
　
木野さんが早速、骨格に触れて仕上がりを考えつつ、その人の好みや、毎日どのくらい手をかけられるかをしっかりと聞き取っていく。
　

どうしたら希望に添えるかカウンセリングを行っていく

　
好みを聞かれた高見は「朝は仕事で急ぐからあまり手をかけたくないな」「長さは今のままでいいけど、毛先をちょっと変えたいかも」「大人っぽいのがいいなあ」・・・。ついでにあれこれとガールズトークにも花開きながらも、いざ、シャンプー台に。
　

人にシャンプーしてもらうのって気持ちいい・・・

　
髪が傷んでいたので、さらにトリートメントも。今回は「毛先がパサつきやすい」という高見の悩みに応えて、髪全体にしっかりと栄養を与える内容のものをチョイス。
　

美容成分たっぷりの「E-STANDARD」で潤いを補給
　

洗い終わったら、丁寧に水分を拭き取って
　

普段どのくらい手をかけられるかなど、丁寧なカウンセリングが続く

　
「前髪は思い切ってもう少し厚めにおろした方がカワイイかも。あと、毛先を巻いてあげると、ゴージャス感が増します」と、成瀬さんからの提案。
　
「ブローは毛先にあてすぎないで。トップのボリュームを出したいときは、指で根元を持ち上げるようにしてから吹いてください」
　

細やかなアドバイスが続く

　
全体的に仕上がったところで、最後にオーナー藤倉さんがその仕上がりを厳しくチェック。できたものがその人の求めるもの、技術としても納得のいくものでないと、エマーブルのポリシーにかけて断じて許さない。
　
「パーマをあてなくても、ブローだけでここまで作れます（成瀬さん談）」。家に帰ったらどうケアしたらよいか、さらに細かなアドバイスをもらい「それなら私もできます！」とウキウキ顔の高見。
　

納得の仕上がりに、思わずこの表情！　トリートメントでツヤツヤの仕上がりに！

　
“店はお客さんのためのもの”“美容師は、ヘアスタイルというものを通じて人の人生に関わっていく仕事”。曾祖母、祖母、叔父、叔母、父母と4世代に渡って続いた美容師の家系に生まれ、さらには三児のパパでもあるオーナー藤倉さんは、こう語る。
　
「育児や仕事に忙しい人にこそ、自分を楽しんでもらいたい」
　

「ここの美容室はここまでしてくれるのか」そんな満足につなげたい

　
「だってさ。例えば１ヶ月に1回サロンに来たとして、それでも年間たったの12回。だからこそ、その1回ってすごく大切。１回のヘアカットがうまくいくだけで気分だって違う。それってすごいことだよね。ヘアサロンって、そういうとこだから」と、オーナー藤倉さん。
　
続けて通ってもらうためには、値段以外のとこにも魅力が必要。子連れで来れたり、要望に応える技術が確かだったり。”あそこなら”って思ってもらえる店にしたい、と語ってくれた。
　
　
　
取材を終えて
　
「数ある店の中からうちにきてもらったからには、きちんとそれなりの答えを出したい。ひいばあちゃんも、ばあちゃんも、親父もみんな美容師で。引き継いできたものと、これから育てていくもの、いまその全部を背負っている俺だから。そんな俺だからこそ、できることはなんだ。そんな俺だからこそ、”やってやる”」
　
――自分は今後どうなりたいですか？　と質問した時、「強くなりたい」と答えたオーナー藤倉さん。そこには、歴代の家系と、店に来る全ての顧客に対する責任を背負って頑張る、オーナーとしての生き様が見えた。
　

　
―終わり―
　
　
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