⑩Joshua - Blood On The Nile アルバムのリーダートラックと言えるシリアスなナンバー 過去のアルバムと比較しても甘口だけではない 硬派な面を膨らませているが叙情味は失われていない マークの荒めの歌声が気になる ライブの合間にレコーディングしたのかと不満もあるが これがリアルなマーク・ボールズなのかもしれない 色んな意味でジョシュアは最後まで付いていなかった気がする でも歌メロはいいぞ
ジュシュア・ペライアの出会いは80年代の後半、イングヴェイの登場により速弾きブームは上がりきる。そんな中で友人が教えてくれたのがNovember Is Going Awayだった。イントロで奏でられる鍵盤プレイの美しい旋律。そしてジョシュアの泣きのギター、一発で心を掴まれた。正直、凄い上手いわけではないのだが、アメリカ人とは思えない泣きの感性に共鳴したのである。 今以て愛している珠玉の一曲。世間的には知名度も低く、知っていてもNovember Is Going Awayだけの一発屋扱いである。 確かIntense Defenseの評価がめちゃくちゃ低く、それを丸呑みするしか能のないメディア信者の馬鹿共の多さもが一番なんだが、そんな盲目な狂信的信者も後期高齢者となったので、偏見の少ない若い人にはジョシュアを知って欲しい。
彼の奏でる独特の旋律。それはネオクラとはまた違った風合いがある。
あぁここにきて2001年リリースのSomething to Sayから一曲選ぶの忘れていた。許しておくれよジョシュア。配信盤も出ていますのでメロディ派のマニアは追悼しましょうよ
⑥IRON FIRE - On the Edge ドイツらしい堅実さ 硬軟交えたメロディックかつパワフルなサウンド 正統派メタルファンに訴求するだけの魅力が十分 この時代日本では意図的にアメリカのミュージックシーンを押す動きがありました 馬鹿げていますが あんな不自然なことを爺さん達にやるから新陳代謝が行われないのだよ いまだにビックインジャパンである 女子供を相手に金儲けを画策するな
①It's Alright[1985] / DAGGER >カナダ産4人組による唯一作"Not Afraid Of The Night"からでタイトル曲などではなく、Key.リフがハック響きメロウに展開するミッドテンポ曲を選出 やや不器用感漂う歌唱の評価は微妙だが、全体を覆うメロ感は良いと思います
②Spark And Flame[1991] / FROM THE FIRE >国内発売されたものの現在はレア化しているUS産5人組の唯一作"Thirty Days And Dirty Nights"からで、ゲスト女性Vo.テレサ・ストレイリーとのデュエット曲 その如何にもなドラマ性はこの手のマニアが追い求めている展開と言えるのでは!? またキラーチューン的色合いも感じられる1曲
③I Need Your Love[2002] / GOLDEN FARM >こちらも国内発売されたのでご存じの方も多かろうと思うスペイン産5人組唯一作で、本作はどの曲も素晴らしく表題曲以外も候補は色々とありましたが、今回はこちらを... ジャケイラストの如くお涙頂戴的展開が魅力の1曲
⑤Smoke Screen[1988] / LOST & FOUND >女性がDs.を務めるというUS産6人組2ndで、'09年には発掘レーベル「RETROSPECT Records」からボーナス2曲を加えて再発もされています 全曲凄い作品ではないがトップ曲や4曲目、そして9曲目に配された表題曲などHM/HRメロ派にもアピールすると思います 特に表題曲は少しプレマン風味も感じさせる展開で中々キテます(笑)
①KILLERS - Children of the Revolution リアルアイアンマン我らがポール・ディアノ 彼の訃報を受け入れられないマニアを多いでしょう そりゃ詐欺まがいの人生でしたよ ミュージシャンとしても腰の座りの悪い男でした でもその熱い歌声はいつも裏切らなかった 時代の波に飲まれながらも こういうヘヴィでブルージーな曲をやっていたことを知って欲しい ポール・ディアノの歌声も味わい深い
⑧Show-ya - Let it go 渡米してステファニー・ボジャースとの活動を模索するも 結局は日本に帰国して再始動 新シンガーにYoshinoを迎えミニアルバムをリリースしたが鳴かず飛ばずだった 今あのミニアルバムの価値はどの程度なのだろう 高額ならば売り飛ばそうかなぁ 元気でキャッチーなショーヤサウンドを楽しめますよ
①Tahnee Cain & The Tryanglz - Burnin' In The Third Degree 映画ターミネーターのサントラとして有名な一曲 他にも数曲このプロジェクト名義で参加しています どの曲もメロディ派のマニアには勧められますが ハードさが高いこの曲でいきたいですかね 哀メロなのよねぇ
②Alice Cooper - He’s Back The Man Behind The Mask 13日の金曜日のどのシリーズかは覚えていませんが 提供というかコラボした一曲でしょう ショックロックの帝王とホラー映画の相性は抜群ですからね シンセの効いたキャッチーなハードナンバー アリスの歌声のおかげで不気味さも漂っている
③Terra Rosa - DEATHBLINK アルバム屈指のハードナンバー 暴れるオルガンとダイハードなリズムプレイに仰け反る 歌い負けしない赤尾のパワフルヴォイス 新風を巻き起こす今井のリードギター 怒り狂う様式美メタルに悶絶である 彼らには是非とも復活して欲しいねぇ
④XYZ - Take What You Can キレのあるギターサウンドとプレイ 熱の籠もった歌声 そしてタイトに締め上げる強靱なリズムプレイ ハードでメロディック 硬派さを失わないが聴きやすさもある 歌メロが大好きである
⑤Kingdom Come - Do You Like It しなやかですよね 流麗なメロディックメタル 適度に洗練されているが軟弱にならないハードさも補完 こういう曲で売れて欲しいよねぇ やっぱりメタルバンドだもの
①STEELER - Give Me Guitars (Or Give Me Death) スティーラー名義でリリースした一曲 PVを見てびっくりロン・キールがスキンヘッド でもそこに気を取られてはいけない ベースのリック・フォックスが別人である 思わず『もうええでしょ』と言いたくなる風貌の変化に目を奪われるが イングヴェイの後任として活動したミッチー・ペリーが参加 とにかくインパクト大のPVに釘付けだ ミッチー・ペリーと言えばマイケル・シェンカーがギターをへし折って作った 駄作パーフェクトタイミングのワールドツアーに参加した事でも有名ですね
②McAuley Schenker Group - Love Is Not A Game 一部の批評家から辛い評価を何故か受けるロビン・マッコリー そのせいでこの時代のマイケルは評価が低い でもそれはマイケルが単に自分のキャラを捨てただけだ 商業ベースに乗りソングライティング力を放棄しただけ だからこの曲を聴いてマイケルがギターで参加していると思わない ロビン・マッコリーのソロアルバムだ だから評価が二分する そしてロビン・マッコリーは辛い評価をされるような歌い手ではない キメ曲がないのが問題だったアルバム この曲だって哀メロナンバーだが 覇気が無い それは制約を設けたからだろう
③Terra Rosa - A HELL RAY イントロのギターからテンションが上がります ギターソロもエレガントなのよねぇ フーガロックとは良く言ったモノ このバンドの魅力を端的に打ち出している 力強さを華麗なハードサウンド 様式美メタルの権化ですよ
④Show-Ya - Echo Thru The Night 自主制作でリリースされたアルバムのオープニングナンバー キャッチーでメロディックな一曲 リラックスして歌うステファニーの声がロマンティック 背伸びしないプレイも好感が持てるのだが 旧来のファンには物足りないだろう 時代がメタルを求めていなかった
⑤魔女卵 - Afraid Mind 今でも良く聴く魔女卵のミニアルバム 正式な音源は映画のタイアップを絡めたヤツだけだった MIZZYの歌声も好きだ 歳を重ねるほどこの大阪ブルースロックが染みる 若い人には渋すぎるだろうが 歌詞も含めて昭和臭が大好きだ
⑤Ebony Eyes - Can't You Kill Me Tonight リミックスして再発されたときに収録された1stのボートラ オープニングナンバーのインストの絡みもあるから クロージングソングとして入れるべきだったでしょうね 国産様式美メタルの底力を感じますよ
⑥WIRED - King of the fire ヨーロピアン調のメロディと名取りの良く伸びるマイルドな歌声 日本的な丁寧に積み上げられた音像と曲作りの堅実さ 時代が時代ならもっと高い評価を受けたであろう 正統派メタルマニアには救いのバンドであった 次作で方向転換したのが個人的には残念だが 今でも1stは愛聴している この曲もベタだが好きだ コーラスワークも印象的である ギターも巧者でコンポーザーとしての才能も高かった リズムプレイも的確で気持ちが良い
②Aces High ワンバスドラマーの真骨頂とも言うべき 多彩な足技を披露している タイトに刻まれるリズム そんなに複雑な事をしていないのだが 彼らしいプレイが堪能出来るというか メイデン印である
③Flash Of The Blade ドラムの入り方が好きだ 小気味よく刻まれるリズム 初期ならではのニコ・マクブレインだろう ドラマーとして美味しいのは2 Minutes to Midnightなんだろうが 個人的にはこういうストレートな曲で 自分を出せるニコが好きである
④Stranger in a Strange Land 多彩な楽曲が収録されたアルバムから 地味目のブルージーなナンバーを選出する もっと派手なドラムを押すべきなのだが やはりこういう曲を叩けるセンスは讃えられるべき でもCaught Somewhere in Timeの方がメイデン印満載のドラムが聴けるけどね
⑦Seventh Son of a Seventh Son メイデンの大作ナンバーとしては一番聴いた曲 このリズムも身体に染みこんでいる プログレテイストも全開 メイデンの凄みを10分弱の世界観にギュッと詰め込んだ ニコらしいオカズの刻み ブルースの朗々とした歌声に惚れ惚れする この曲で聴ける多彩なリズム気持ちいいよねぇ
⑧Only the Good Die Young ニコの前乗り気味のドラムが好きである もっとニコらしいドラムもあるのだが こういう曲が大好きだ このアルバムが好きだ なのでこの曲を選んだ ニコに拘るマニアには叱られるだろうが この曲が好きだ 哀愁のメロディ これでニコとお別れかと思うと聞こえるドラムの音が違う 哀愁のツインリードが売りの曲だが 今日は違って聞こえる ニコの手癖足癖が今は染みる
⑨Face in the Sand あれ?ニコがツーバス踏んでいるの?と思うプレイが印象的 ワタクシはドラマーではないので断言できないが これはツーバスだろう ワンバスでツーバスに負けない足技を見せるニコが どうしてツーバスを踏んだのか?興味が尽きないが ニコ・マクブレインは永久に不滅です
⑨Eat Me Alive - Defenders of the Faith 展開に工夫を凝らし単純明快に走るだけではない 厳つさを纏った疾走ナンバー タイトルを連呼するパートのカッコ良さ ド派手にキメるギターサウンド こういう曲がメインでないというのが Defenders of the Faithが名盤でありメタルの教科書と呼ばれる所以だろう
⑩I'm a Rocker - Ram It Down 派手ですね時代を感じます メタルバブルとJPは相性が悪いよ セールス的な失敗よりも作風が似合わなかったアルバムだった その中でもこういうタイプの曲を作れたのは成功例だろう 哀愁のあるメロディと適度な疾走感 でもサウンドミックスが好きになれないかなぁ
⑦Calling Out To Me(RR-176-2) / MARIAH >まず前身PRETTY BOYから発展した5人組で中心はデニス・リンド(Vo.)でその風格ある歌唱はA級の空気を感じます して本作1st"セルフタイトル"にはなんとあのジョンとリッチー(勿論、ボン・ジョヴィの二人)の手掛けた楽曲"Jamie"が収録されていたり、あの名曲"Forever Young"(タイケット)の楽曲クレジットに名のあるジミー・ディレイラ(Key./G.)が正式メンバーだったりするから驚きだ 本作は前身時代のオクラ作品からも再録収録もあるが、その他楽曲の質もかなり高い(録音は'90年で本作もオクラ入りというかデモ作品なのだろう) 前身作品とこのMARIAHの3作品がこのレーベルから'05年以降に発売されているが、全てが正式発売出来ずじまいってのが政治的な別の力があったのか分からんが、その作曲能力だけでも一級品だったのだから不思議だ
⑧Here Comes The Night(RR-356) / MONRO >(このレーベルでは珍しく)英国産4人組の'87年発表の唯一作で、当時のCD化はここ日本だけだつたという事もあり、帯付き国内盤は超激レア指定されいる作品 B誌!では"71点"と微妙だったが、確かにこの手のKey.を効かせた売れ線路線はB!誌では毛嫌いされていたと思う 曲によっては確かにお洒落すぎるアレンジは微妙だが、メロ質は高いモノがある
⑨Stay The Night(RR-296) / PAIR A DICE >歌唱はこの後、自らの名を冠したランシアを立ち上げるポール・ランシア '89年に録音されながら世に出ることのなかった6曲の発掘音源で、録音はやや粗いがメロディックなアメリカンハードのレベルは高く、個人的にはそのランシア作品よりもこっちの方がカッコ良く感じる イケメンのメンバー5人を写したジャケ写では真ん中に陣取るランシアの野心的な視線が突き刺さります
⑩Now And Forever(RR-250) / STAXX >US産5人組が'92年に録音しながら未発に終わった13曲の発掘音源 その歌唱から思い出すのが「ハビロンA.D.」でしょう 粒揃いの楽曲はその作曲能力の高さも感じます 中々華やかなG.ワークも素晴らしく時代的にも悪かったのだろうが正式デビュー出来なかったのは残念無念
⑩SINERGY - Return To The Fourth World 相撲レスラーキンバリー・ゴスのライブパフォーマンスがちらつきますが このバンドらしい緻密さ 印象的なギタープレイを随所にねじ込み聴き手を魅了 メロデスの世界で終わらせるのは勿体ないと思いますね キンバリー・ゴスが歌うメロが印象的