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2011.06.02

『全米主要ニュースサイトへの絶大なるリンク誘導をもたらすサイト、ドラッジ・レポートとは?』

マット・ドラッジ(Matt Drudge)氏(写真は2005年に撮影されたもの)〔PHOTO〕gettyimages

 5月上旬、ワシントン・ポスト、ニューヨーク・タイムズ等全米主要ニュースサイトがどのように読まれているかに関する驚くべき調査結果が、米民間世論調査機関ピュー・リサーチ・センターにより発表されました。

 調査結果によると、6割程度は各ニュースサイトURLの直接入力、或いは各自のブックマーク経由、そのうち3割程度はグーグルが運営するニュースサイト(グーグル・ニュース)、或いは検索結果経由とのことでした。

 ここまでは驚くに値しないかもしれません。注目に値するのは、約7%の流入をもたらしているのが、フェイスブックでもなく、ツイッターでもない、ニュース・アグリゲーション(集約)・サイト、『ドラッジ・レポート』(Drudge Report)という結果だったことです(フェイスブックは約3.3%、ツイッターは約1%)。特に政治関係のニュースが豊富なワシントン・ポストに関しては、サイト訪問者の約15%が同サイト経由という、影響力の強さを示したのです(以下の図を参照) 

主要ニュースサイトへのドラッジレポートの影響力

『ドラッジ・レポート』とは?

 日本ではおそらくあまり馴染みがないこの『ドラッジ・レポート』とは、 マット・ドラッジ氏が1996年に電子メールニュースレターとしてスタートし、1997年からは主要速報ニュースへのリンクに独自の見出しを盛り込み、運営をしているニュースウェブサイトです。サイトを一見するとそのあまりのシンプルさに驚くことと思いますが、このドラッジ氏一人で運営しているサイトの頻繁な更新頻度、確かな目利き力が人気となり、今では月間ユニーク訪問者数は1,200万~1,400万を誇ります。

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