ルドン送りとは、極刑である。
概要
バレンヌ帝国領、ルドン高原。
以前は見晴らしの良い高原で、近所にも美しい湖があるなど、観光客の人気は高かったのだが、現在では強力な魔物が住みついてしまい一歩足を踏み入れれば命を落としかねない場所になってしまった。
そんな場所に送られるという事は、すなわち死刑と同義である。曰く「歴代皇帝の墓場」
しかし、表向きには「戦死」という事にされるため、民衆はこの刑を存在をあまり知らない。
だがあまりにもこの場所で皇帝が死亡するのが多発しているため「謀殺なのでは?」という声も出ている。
とある占い師の証言
夢の中でこのような声を聞いたという。
「あの陣形が欲しい」「今度はあいつを皇帝にしたい」「早く武装商船団来いよ」「全身鎧よこせ」「ふー」などなど…
その声を聞いた翌日に、この刑が執行される事が多いとのこと。
よく見られる光景
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何でこんなことになるのか
ロマサガ2のパーティメンバーが皇帝を含めて変更が効かないことが原因である。
皇帝は伝承法によってステータスを受け継げる、新たなキャラクターを皇帝にすることで新しい陣形を開発できるなど、次々に交代していくことにより旨みを得られるようになっている。
しかし新たな皇帝は基本的にランダムで選択する事になるため「新しく仲間に加わったあの職業を皇帝にしたい」と思っても、皇帝候補に挙がってこなかったりする。
また、仲間メンバーも一度仲間にしてしまえば離脱させることが出来ない上、「店で販売していない貴重な装備を初期装備しているため装備品だけ欲しい」などといったケースもあり、こういった場合キャラクターを殺してしまうか、全滅してしまうかしか基本的に解決策がない。
こうした状況の中、ルドン高原は「全体マップからすぐに入れる」「突入直後からモンスターがいる」「ゲーム終了時までずっとモンスターがいる」など意図的な謀殺に極めて便利であるため、多くのプレイヤーがここにキャラクターを突っ込ませて全滅させるという所業に走ることになった。
もはやロマサガ2の基本的なプレイスタイル及びネタとして認識されているが、あまりにもあんまりなセオリーであるため、リメイクではパーティの自由な編成や帝位の禅譲を可能にして欲しいとの声もある。
リメイク版『リベンジオブザセブン』では
2024年10月24日発売のリメイク版『ロマンシングサガ2 リベンジオブザセブン』では、上記のような要望に応えてか、皇帝が自主的に退位し、新たな皇帝を選出できる【皇帝退位】のシステムが組み込まれた。
また、仲間に至っては自由に入れ替えが可能になった。
これでルドン送りの需要はなくなる…?なおSteam版では「ルドン送り」が実績として組み込まれている。解除条件は「皇帝がルドン高原で行方不明になる」こと。
しかし、パーティメンバー変更程度の気持ちで気軽に退位したりどんどん退位して最終皇帝を出すプレイを封じるためか2代連続で退位はできないようになっている。
これにより、今の皇帝ではイベントに適合できなくて困るという程度なら問題なく対処可能になったが、例えば陣形は皇帝に即位しないと取得できない上陣形の数も増加したため、積極的に陣形が欲しい場合などはルドン送りが発生する場合がある。
尚、ルドン高原についてであるがリメイク版では狭い屋内マップに大きな敵を表示できないという理由から地域ごとに出現敵の種類が固定され、地域毎に割り振られた。その結果、開けた屋外であるルドン高原は超大型の敵ばかりが跳梁跋扈する魔境と化している。
敵の強さはイベントをこなした数と戦闘回数で調整されはするので瞬殺されることはないにせよ見た目相応に強く、序盤で突破しようとすると謀殺する気がないのに普通に死んでしまうということが起きる。
ルドン高原は人が死ぬというイメージの逆利用であり、さらにこれを突破しても次の東のダンジョンに高確率でダンターグがいることと合わせ、全くの初見や明確な目的がないプレイヤーが逃げ帰るようにし、意図しない南下政策をとらないようにという調整意図が感じられる。
関連動画
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関連項目
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