ひとつ前の記事
i文庫/i文庫HDにデータを送り込む最適解はコレ - 5/13 01:21
ひとつ先の記事
tumblrFrame の説明するけぇ、よう聞きんさい。 - 5/21 20:33
5月16日(日)
Mac での pdf 結合とファイルオープンの関連づけ Tips
ScanSnap でコミック誌を取り込んでいてぶち当たるのが、1000 ページの壁というやつ。何の制限なのかまったく不可解ですが、ScanSnap の読み取りソフトは 1000 ページを超える pdf を作れないんです。
少年ガンガン、少年エース、アフタヌーン、ガンガン JOKER など、鈍器的な意味で人を殺せそうな雑誌を取り込んでいると必ずこの制限に引っかかって、「もうこれ以上読み取れない」と言ってきます。
初めてメッセージを見た時は、「おいおい、ここまできてそれかよ…」と、例えるならスーパーリアル麻雀で「ごめんなさい、もうこれ以上お見せできないの。あとはお姉ちゃんがお相手するのでよろしくね」と言われたときみたいな絶望感にうちひしがれたものですが、別に焦ることはありません。
1000 ページまででいったん保存し、その後、続きを別の pdf として取り込んで結合するだけです。で、OS X 標準のプレビューなら結合も簡単で…。
プレビューのサムネール一覧に別の pdf ファイルをドロップすればいいだけです。
サムネールの一番最後に、ファイルをドロップすると結合されます。
この時点ではページの連番表示がおかしいですが、保存するとちゃんと振り直されます。プレビューなんでもこいだな!
一点だけ注意があって、ドロップの位置を間違えてはいけません。先ほどの例との微妙な違いがわかりますでしょうか。
この場合だと、pdf の中に pdf が含まれるような形になってしまいますのでよろしくありません。
ところで、こんなに万能なプレビューも、ひとつ致命的な欠点がありまして。一度でもプレビューでコミックを開けば気づくのですが、見開き方向が左→右しかないんです。
コミックで見開きの左右が入れ替わってたら全く意味がないんで、そういうときは専用のビューアを使います。うちが使っているのは、ComicViewerです。
で、コミックについては、何も考えずにこの ComicViewer で開くようにしてみました。Magic Launch(シェアウェア $14)を使います。
デフォルトアプリケーションはプレビューのままにしておいて、以下のルールにあてはまる時だけ、ComicViewer で開くように設定してみました。
これだけで「コミック」フォルダの中にある pdf は、ダブルクリックすると ComicViewer で開かれるようになります。
Finder のダブルクリックだけでなく、iTunes で pdf を管理しているような場合でも、このルールが適用されるので、iTunes 上のリストからダブルクリックして ComicViewer で開くこともできます。
ただし、この場合はデフォルトアプリの設定が優先されてしまうようなので、デフォルトアプリを「なし」、ルール「その他」を追加して、拡張子 pdf ならプレビューで開く、という設定にしてあげる必要がありました。
iTunes から開く場合はちょっと工夫が必要でした。
これだけのために $14 っていうのはちょっと躊躇しますが、Snow Leopard 以降はファイルのクリエータが無視されるようになって不便に思っていた人は、別のところでも幸せになれると思います。
ファイル名に含まれる文字列や、テキスト本文に含まれる文字列さえも、起動するアプリケーションを決めるルールに設定できるパワフルなソフトなので、一度お試しあれ。
2010/5/16 03:22