内閣府から『平成25年度版 子供・若者白書』が公表されました。
というわけで、気になった図表をいくつかメモ。
若年無業者、ひきこもり
ニュースでは「若年年無業者の割合は過去最高になった」と報じられていましたが、数、割合ともに最近は急激に増えていないようです。理由を見てみると病気がトップ。世間一般ではニートというのは怠け者というイメージですが、このアンケート調査を信用するならば「働かない」というより「働けない」人が多いことが分かります。
引きこもりになった理由をみてみると「職場になじめなかった」、「病気、ケガ」、「就職活動失敗」等、仕事に関する理由が多いことが分かります。
ということは、これらの問題を解決しようと思うならば、「個人への説教」ではなく、マクロ経済の拡大(景気をよくする)と、社会保障(セーフティーネット)の拡充が必要なことだと思います。
まず目につくのが、0〜4歳児の死亡数が低下していること。私は1983年生まれだけど、1980年代でも1,000人あたり15,6人は亡くなっていたのか。医療は進歩しているんだなあ。
さて、20代の死因を見てみると自殺がトップです。自殺者数の推移を見てみると1997年を境に増えていることが分かります。1997年っていえば、大蔵省の官僚がノーパンしゃぶしゃぶを楽しんでいたころだっけ?消費税増税があったころだな。もちろん消費税増税と20歳の自殺者数の増加を結びつけるのはこじつけだという批判があるのは分かるけど……
*1:しかし、章、節ごとに細分化されてpdf化されているから読み通しにくい。まるごとpdf化希望