GT-730FL/S 対 GPS-CS1K
GT-730FL/S 衝動買い の続きです。
昨日の霊仙 へは比較のため2種類のGPSロガーを持参してみました。
ウェストポーチ(カメラ入れ)の左右両ポケットに、無造作に放り込んだ状態で比較します。
(GT-730FL/S の接続と設定に関する記事はこちら)
ちなみに、GT-730FL/S は測位間隔が変更できるので、最小の「1秒毎」にしてあります。
(工場出荷時の初期値は5秒毎)
GPS-CS1K は15秒固定です。
まずは軌跡比較(クリックすると約3MBの大きな画像で見れます)
カシミールを使って、赤と青とで色を変えて描画させてみました。
場所が場所だけあって、一目霊仙瞭然 などという親父ギャグを呟いても仕方ないのですが、赤の軌跡が GT-730FL/S、青線が GPS-CS1K です。
GT-730FL/S の圧勝、GPS-CS1K は完敗ですね。
GPS-CS1K は樹林帯でロストが増えると、なんかとんでもない挙動を示すようになりますし、休憩で一休みすると軌跡が吹っ飛びます。
つまりは、見通しのよい稜線を休憩せずに歩き続ければ、GPS-CS1K でも合格点の軌跡が・・・
上の比較で、キレイな青線を吐いているところは、そーいう場所です。
(途中で休憩しすぎだろ・・・と軌跡からバレそうだが)
で、一件落着と思いきや、そうじゃありませんでした。
GPSで取得した高度軌跡を比較します。
GPS-CS1K は高度も狂ってるのか!?と言われそうですが、実は上段が GPS-CS1K で下段が GT-730FL/S です。
選択している行は、霊仙の三角点(1083.5m)付近と思われるポイント。
GPS は原理上、高度誤差は大きいのですが、 GT-730FL/S は 400m 以上も低い数値になってます。
最初は ft/m の設定が間違えているのかとも思いましたが、1ft=0.3048m ですから、そんな風にも思えません。
測定値の1.8倍で、概ね良い数字になるぽいのですが、一体なんなんでしょう・・・
「間」でデータが出てる!?(1間=1.81818182m)
そんな馬鹿な。。。
もともと GT-730FL/S の測位した経緯度はかなり正確ぽいので、PhotoTrackr で NMEA データに出力&カシミールでインポートしてから経緯度→標高に変換してやれば、とりあえずは解決です。
・・・てか、逆に言うと、GT-730FL/S の結果だけで写真にジオタグを書き込むと、悲しい標高が記録されますね。。。
追記(2010/12/12)
電子コンパスの付いた GP-101 も買ってしまいました
GP-101 に付属するソフト PhotoTagger で GT-730FL/S の取込みも行え、正しい高度を取得できます。
GT-730FL/S の高度バグは付属ソフト PhotoTrackr のバグであると確定しました。
追記(2011/02/24)
GT-730FL/S 対 GP-101 対 M-241 と3機種で軌跡比較をさせてみました