tool-proxy - ネットワークアクセスツールでのプロキシ設定方法
目的
社内プロキシを経由して、各種のネットワークアクセスツールを使いたい。
条件は以下:
- 社内プロキシは認証が必須
- SOCKSなどは提供されておらず、proxoyサーバのアカウントも持っていない
- 外部の中継サーバは使わないものとする
結果
ツール名 | 状況 | 概要 | 備考 |
---|---|---|---|
wget | 成功 | 設定ファイル(~/.wgetrc)に記述 | |
gem(RubyGems) | 成功 | 設定ファイル(~/.gemrc)に記述 | |
subversion | 成功 | 設定ファイル(~/.subversion/servers)に記述 | https経由のみ成功、httpとhttp+sshは不可 |
cvs | 失敗 | 別途ツール(CVSGrab)で Web UI経由でのダウンロードはできるはず(未成功) |
詳細は、以降のエントリを参照。
なお、例として以下を使う:
- プロキシサーバ: abcproxy.examlple.com
- プロキシポート: 8080
- プロキシユーザ名: 4000000
- プロキシパスワード: PassWord
wgetを認証必須のプロキシ経由で使いたい
目的
id:taiyo:20080401#p1 を参照。
結果
セキュリティ面(秘匿性)を考慮すると、~/.wgetrc に、以下の設定を記述するのが良い:
use_proxy = on proxy_user = 4000000 proxy_passwd = PassWord http_proxy = http://abcproxy.examlple.com:8080 https_proxy = http://abcproxy.examlple.com:8080 ftp_proxy = http://abcproxy.examlple.com:8080
もちろん、~/.wgetrc のパーミッションは 600(自分のみread/wriet可) にしておくこと。
gem(RubyGems)を認証必須のプロキシ経由で使いたい
目的
id:taiyo:20080401#p1 を参照。
結果
~/.gemrc に、以下の設定を記述する(大文字の箇所は記入例、各自で変えること):
http_proxy: http://4000000:PassWord@abcproxy.examlple.com:8080
※PassWordに英数字以外が含まれる場合はURLエンコードが必要
もちろん、~/.gemrc のパーミッションは 600(自分のみread/wriet可) にしておくこと。
subversionを認証必須のプロキシ経由で使いたい
目的
id:taiyo:20080401#p1 を参照。
結果
リポジトリにhttpsでアクセスする場合のみ可能(httpアクセスは、プロキシサーバがPROPFINDメソッドを許可していないため、不可能)。
~/.subversion/servers に、以下の設定を記述する:
[groups] external = sssvn.jp, svn.ruby-lang.org [external] http-proxy-host = abcproxy.examlple.com http-proxy-port = 8080 http-proxy-username = 4000000 http-proxy-password = PassWord ssl-trust-default-ca = yes
ファイルのパーミッションも適切に。
※外部にあるリポジトリにしかアクセスしない場合は、"[global]"セクションに書いても良い。