イメージしていたスマートフォンが完成するかも
そもそも私がスマートフォンを持つことを考え始めたのは、昨年の韓国出張で立ち上がりつつあったWi-Bro(Wi-Fiブロードバンド環境)に適合した国内機種をLGだかサムソンだかの御曹司が使っているところに立ち会ったとき。あのとき彼が持っていた機種はわからないけど、かかってきた電話を一振りでヘッドセットに投げて、通話中のスマートフォンでPIMを見ながらPCのOutlookでなにやらごにょっているところを見たときだった。一緒に仕事をしていたエンジニアに話を聞くとWi-FiエリアでVoIPを携帯電話から使うようになる。現にマネージャクラスはSIPとVoIP端末に対応した携帯を持つのがステータスとのことだった。
そんなこんなでiPhoneも当分日本には来ないだろうからE61を購入したのですが、ソウル市内ほどWiFiが普及している訳でもなく、オフィスにSIP対応交換機が入っている訳でもないので、PIMはともかく通話に関しては一周送れ状態は変わらない状況。
で、これを打破してくれたのが、fring mobile voip。
サブタイトルの- make free mobile calls and IM to other fringsters, Skype, Google Talk, MSN, SIP & Twitter contacts
が示すように、このクライアント一個でSkype、GTalk、MSN、SIP(は私には関係ない)とTwitterが使える。
登録の手順はいたって簡単。
Download nowをクリックして下の画面に携帯の機種と国、電話番号とメールアドレスを登録するとSMSが飛んでくる。
DoCoMoでも国際SMSにいつの間にか対応していたので受信できる。
そのままリンクをクリックしてダウンロード、インストールするだけ。
起動画面でfringを通して使いたいサービスを選んでそれぞれのサービスのアカウントを設定すると全部のサービスにサインオンする。
Skypeなどのサービスのコンタクトに加えて、電話帳もfringのコンタクトとして扱わていて、skype outやSIPでfringから直接電話をかけることができる。これが強烈に便利そうだ。特に海外に居るときにはWi-Fiさえあれば誰にでも電話をかけることができるし、遠隔地への電話も携帯電話のばかばかしい料金を支払う必要がなくなる。
携帯キャリアが無線LANのサービスを敵視したくなる気持ちはよくわかるが、韓国のようにWiFiをキャリアサービスとして広めちまう方がカネになるんじゃないか?お客さんはそういう理由なら高い端末を買ってくれるよ。
twitterをサービスに加えておくと、コンタクトリストにtwitterと出てくるので、このコンタクトとchatすることでtwitterへの投稿と、friendの投稿が閲覧できるんだが、これが快適。また、心配だったパケットもチャット形式なのでかなり少ない。ページをリロードする必要がないのできれいに上り1:下り2+αのトラフィックで収まっている。
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