ホントに、国会図書館には3000万冊もあるのか?
昨日に引き続き、日本の国家プロジェクトに関して、話しましょ。
3000万冊を超える国会図書館の蔵書をデジタル化して全国で閲覧可能にするための法改正に政府が着手する。
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=AS3S28039%2007012008
ホントか?3000万冊もあんのか?
ならば、国会図書館に聞きにいこー。
ってな感じで、「平成18年度末の当館の蔵書は、図書が8,833,407冊、逐次刊行物が11,848,762点です」って言ってたよ。
うーん、逐次刊行物っちゅうもんを加えたとしても、約1000万冊足りないなー。
ってなわけで、結局何が言いたいのかっていうと、「まぁ、2000万でも、3000万でもいいじゃん、って思うかもしんないけど、ちょっと待ったー!あのね、1000万冊ってスキャンするのに、どーんくらいかかると思う?あのGoogleでさえ、1日3,000冊だよ*1。そのペースでがんばったって、約9年かかる規模なわけ。費用にしたら、そりゃー莫大だよー。ってな感じで、1000万冊単位をあんまし気軽に扱わないでほしいよ」ってこと。
*1:UCのプロジェクトね、http://www.cdlib.org/news/ucgoogle_cooperative_agreement.pdfの3ページ目参照