92年、ファーストアルバム。
インディーズのWELCOME TO MY DOGHOUSEを聞いて、
初期のアルバムを聞き返してみようと思っての感想で、今更なんですが。
デビッド・ボウイファンと公言されているだけあって、
アラジン・セインを意識したのかなと思わせるジャケットに、
グラムの香りがする楽曲ですが、ストリングスなどが入って、
ファーストアルバムにしては楽曲がしっかりしているのが特徴です。
真珠色の革命時代(Pearl Light Of Revolution)なんて、
もっと後で出てきそうな、ファーストで出るかなと思うようなメロディーで。
おすすめはギターがいいThis Is For You、Subjective Late Show
好きなのは一曲目のSong For Night Snailsなどなど
Foxy Blue Loveにしても、デビュー曲のRomantist Tasteにしても
アルバム全体として歌詞は抽象的でつかみにくいですが、
イヤなものを振り払うように快楽を求めているような感じがするのに
ラストのWalkin' In Sunshineでは
イミテーションの快楽を今すぐ捨てて、というセリフがあって、
すべてをおいて太陽の光の中を歩こうと歌っていて。
イエモンと言えばエロティックとかセクシーと言われますが、
よく聞けば前向きで、いろいろなものが詰まったアルバムです。
比較的聞きやすいですし、リマスター版もありますので、
興味がある方は、よかったら聞いてみてください。
(ブックレットのスペシャルサンクスに気になる名前が
誰かのあだ名かなー、某ギタリストさんご本人のことかなー
どちらにしても、こんなところにもボウイ好きが出ていて)