有名海外ロックバンドの公式アパレル
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音楽未来形: デジタル時代の音楽文化のゆくえ 単行本 – 2005/2/1


いままでの「音楽」の常識はもう通用しない! iPod、CCCD、MP3、サンプリング……激変する音楽をめぐるテクノロジー環境は、音楽を、リスナーを、ビジネスを、著作権をどう変えるのか?
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商品の説明

出版社からのコメント

21世紀に入って激変を続ける音楽環境の中で、今までの私たちの「音楽」の常識は通用しなくなってきています。だからこそ、レコード産業はCDの売上不振にあえぎ、音楽著作権に関するトラブルが多発している、ともいえるでしょう。
そんな状況を、ただ文化論的に「音楽を殺すな!」と言っていて問題は解決するのでしょうか? その声はただ感情論として空疎に消費されるだけではないでしょうか。いま、本当に必要なのは、私たち自身の「音楽」の常識、いうなれば「音楽観」をバージョン・アップさせる作業です。
本書は、iPod、CCCD、MP3、音楽配信、さらにはDJカルチャーから音楽著作権問題まで、まさに現在激変する音楽をめぐる諸相を「音楽テクノロジーの多層化」の視点から包括的に論じた、音楽文化論の最前線です。

著者について

増田聡(ますだ・さとし)
1971年北九州市生まれ。大阪大学文学部美学科卒、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。音楽学・文化社会学・メディア論専攻。現在、国立音楽大学、明治学院大学、法政大学ほかの非常勤講師。日本ポピュラー音楽学会理事。著書に『その音楽の〈作者〉とは誰か――リミックス・産業・著作権』(みすず書房)、『ポピュラー音楽へのまなざし』(共著、勁草書房)、論文に「誰が誰に語るのか――Jポップの言語=音楽行為論・試論」(『ユリイカ』2003年6月号)などがある。

谷口文和(たにぐち・ふみかず)
1977年大阪生まれ。東京芸術大学音楽学部卒、同大学院音楽研究科博士課程在学中。東京工業大学非常勤講師。録音技術を中心に、新しいテクノロジーを取り込むことで生まれる音楽実践について研究している。論文に「ターンテーブリズムにおけるDJパフォーマンスの音楽的分析」(『ポピュラー音楽研究』第7号)など。大学学部時代より『Ele-king』『Remix』などクラブ・ミュージック専門誌を中心に翻訳も手掛ける。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 洋泉社 (2005/2/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/2/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 269ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4896918991
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4896918991

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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2005年4月10日に日本でレビュー済み
    とてもおもしろく、興味深い本。一気に読んだ。
    音楽についての語り方の不自由さを著者たちは問題にしている。近視眼的な音楽ビジネスの動向だとか、オリジナリティーの大切さだとか、音楽をめぐっておこなわれているさまざまなおしゃべりは、どれもにたような語り方におちいってしまう。
    「音楽未来形」というタイトルをみると、すぐに業界の展望だとか、最新の音楽スタイルを連想してしまうような、不自由でせまい想像力しかもたない語り方。それ自体をいっきにバージョン・アップさせてしまうような、そんなパワーをそなえた本だ。
    著者たちは、音楽についての不自由な語り方が発生した要因を、楽譜というテクノロジーの発生から、エディソンが発明したレコードをへて、最近のMP3に至るまでの、音楽とテクノロジーの長いかかわりの歴史をひもとくことによって、精密に検証する。
    作品だとか著作権といった、現在の音楽の語り方のなかであたりまえになっている考え方は、実はそんなにあたりまえではないことが、あざやかに示される。
    その「あたりまえ」を大胆に、かつ説得的につきくずしてしていくのが、本書の後半部分だ。DJやオーディオマニア、音楽著作権をめぐる事件のような、あたりまえではない現在の音楽のさまざまなあり方の分析に、著者たちの筆はさえわたる。
    思想家、ジャック・アタリを参照しながら語られる結論部分は、そのようなあたりまえではない音楽文化が、どのような音楽の未来を指し示しているのか、そのスリリングな謎解きであるかのようだ。
    古い不自由な音楽の語り方のなかで、音楽そのものもどんどん元気がなくなっているように感じられる。レトロなロックバンドが再結成をくりかえし、カバー曲や再発ばかりがあふれている。レコード産業の売り上げも、当然のように落ちていくばかりだ。
    そんな未来の見えない状況をうち破るように、本書はリアリティのある音楽の未来のひとつを示してくれている。音楽をよりよく変えるためには、音楽を考え、語るときの語り方をこそ、根本から転換しなくてはならない。この本があたえてくれるインパクトあるメッセージは、一言でいうならばそういったものだ。
    音楽をとらえる語り方は、「音楽未来形」以前と、それ以後に分かれることになるのかもしれない。そう言いきってしまっても、けっしておおげさではないように思われる。
    13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2005年3月20日に日本でレビュー済み
    書名のイメージだけで読み始めると、面喰うかもしれない。
    いきなり音楽産業の最新動向が語られるわけではないからだ。
    まず、現在に至るまでの音楽技術の変遷が、事例などを参照しつつ丁寧に論じられる。
    その流れを踏まえ、後半はDJカルチャーや著作権、iPodなど多くの論点が展開されていく。
    落ち着いたトーンでまとめられているが、従来のメディア論が想定していなかった領域まで手を伸ばした力作だ。
    デジタル化が進み、論点が多様化する音楽文化や産業を考えるにあたって、間違いなく基本書となる1冊である。
    また、津田大介『だれが「音楽」を殺すのか?』との併読を勧めたい。
    15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2005年3月21日に日本でレビュー済み
    確かに著者たちは未来を指し示しているように想われる。音楽というコンテンツをつきつめながら、音楽という分野を超えた未来を見ている。
    私は音楽のことはとんとわからない。ただ、ネット界隈で「つながり」が新しい価値を生むのを見たように感じる。去年の日本におけるネット界隈では、ブログに象徴される言葉や思考の「つながり」が中心的であったが、今年以降に生じてくるのは、画像や音楽といった「コンテンツ」の「横移動」による「つながり」の発生であろう。
    そして、ここで文章や思考の「つながり」によりなにか新しい動きが出てきたのだとすれば、他の分野でも「つながり」が新しい価値をきっと生み出すのだろう。このためには、著作権の問題がどうも避けて通れないようだ。
    なんというか、多分遺伝子研究やバイオテクノロジーの基本に原種の採取と保存が基本であるように、音楽と画像、映像においても「原種」がとても大事になる。かつ、「原種」はいまのところかなりがちがちに保護されていて特定の利益団体と結びついているらしい。
    6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2006年5月7日に日本でレビュー済み
     まず、デジタル音楽と言われるものについて、コンピュータによる打ち込み、コンピュータによる歌唱の「改善」などを論じ、もはや、「本当の演奏」、「せーの」とか「ワン、ツー、スリー」で始める生演奏がもはやライブでしかなくなってきたのは、ずいぶん前の話である。

     著名なバンドで、メンバーが一度もスタジオに集まることなく、DATで送られてくるデータに、コンピュータで打ち込んだ自分のパートを上書きしていることも公然の秘密である。

     これでいいかどうかは、個人の好みだが、私は、それじゃあ、いくらなんでも、人間味がないと思う。

     ここから、著作権の方向に話が飛んでいくのだが、弁護士としてこの問題を扱っている人間にとっては、音楽を含む様々なコンテンツのデジタル化は、著作権侵害の問題をクローズアップしていることもここ何年も語られてきている。これに対して、なんら、目新しい、斬新な解決策を出しているわけではない。

     音楽愛好家としても、法律家としてもどっちつかずの中途半端なものと思う。
    10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2008年6月27日に日本でレビュー済み
    音楽とテクノロジーの関係を考えるためのヒント集。録音技術やDJなどにまで言及しているところは若さがなせる技だろう。音楽って本当に広いですね。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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