「ライトノベルってなんだろう?」
という疑問をずっと持っていました。
書店や図書館のここらへんの場所にまとめてあって、表紙があんな感じで…。
と、物理的な特徴はわかっていました。
ところが、どう楽しめばいいのか、いまいちわからない。
一方で、図書館のラノベはどれもボロボロに読み倒されている。
一般文芸でこんな状態になっている本にはそう出合わない。
何が起きているのだろう……?
この本を読んで、やっと、答えがわかりました。
初版の2006年からもう17年も経っていますが、ここで語られていることは、今でも有効な読みであると思います。
新城カズマ氏の本は『物語工学論:キャラクターのつくり方』も読みましたが、ラノベの楽しみ方の解明という点では、わたしとしては本書が決定打となりました。
おもしろかったです!
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ライトノベル「超」入門 [ソフトバンク新書] 新書 – 2006/4/15
新城 カズマ
(著)
ラノベ作家による超初心者向けガイドブック
ライトノベルってなに? 普通の小説とどこがちがう? 現役ラノベ作家が、ラノベの定義、読み方、楽しみ方をわかりやすく解説した初の入門者向けガイドブック。
ライトノベルってなに? 普通の小説とどこがちがう? 現役ラノベ作家が、ラノベの定義、読み方、楽しみ方をわかりやすく解説した初の入門者向けガイドブック。
- ISBN-104797333383
- ISBN-13978-4797333381
- 出版社ソフトバンククリエイティブ
- 発売日2006/4/15
- 言語日本語
- 本の長さ296ページ
この著者の人気タイトル
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
商品の説明
出版社からのコメント
萌え、ボーイズラブ、やおい系。言葉は聞いたことあるけど、意味がよくわからない。人気のライトノベル小説というものを読んでみたいが、どれを選べばいいかわからない……そんな方に本書はぴったりのガイドブックです。単なるマニュアルだけでなく、「ラノベのルーツは源氏物語?」「三銃士は立派なラノベだ!」など、人気ライトノベル作家の著者の鋭い視点からライトノベルのルーツも探ります。
レビュー
萌え、ボーイズラブ、やおい系。言葉は聞いたことあるけど、意味がよくわからない。人気のライトノベル小説というものを読んでみたいが、どれを選べばいいかわからない……そんな方に本書はぴったりのガイドブックです。単なるマニュアルだけでなく、「ラノベのルーツは源氏物語?」「三銃士は立派なラノベだ!」など、人気ライトノベル作家の著者の鋭い視点からライトノベルのルーツも探ります。 --出版社からのコメント
登録情報
- 出版社 : ソフトバンククリエイティブ (2006/4/15)
- 発売日 : 2006/4/15
- 言語 : 日本語
- 新書 : 296ページ
- ISBN-10 : 4797333383
- ISBN-13 : 978-4797333381
- Amazon 売れ筋ランキング: - 503,573位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと見つけたり、似たような著者を調べたり、おすすめの本を読んだりできます。
カスタマーレビュー
星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
11グローバルレーティング
- 星5つ星4つ星3つ星2つ星1つ星5つ54%29%0%17%0%54%
- 星5つ星4つ星3つ星2つ星1つ星4つ54%29%0%17%0%29%
- 星5つ星4つ星3つ星2つ星1つ星3つ54%29%0%17%0%0%
- 星5つ星4つ星3つ星2つ星1つ星2つ54%29%0%17%0%17%
- 星5つ星4つ星3つ星2つ星1つ星1つ54%29%0%17%0%0%
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
- 2023年12月13日に日本でレビュー済みAmazonで購入
- 2006年7月1日に日本でレビュー済みAmazonで購入ライトノベルという言葉はよく聞くけれども、実際どういう小説なのか捕らえられないところもある。
本書ではそのライトノベルという小説群はどういうものなのか。その中にはどういうジャンルが組み込まれているのか。
ライトノベルの流れから流儀に則った小説の紹介などあり、ライトノベルというものを知る際には最適な一冊といえる。
- 2007年2月14日に日本でレビュー済みAmazonで購入面白いライトノベルはどれだ、という話ではなく、ライトノベルとはどういうものか?ということを述べた本。
まとめると、
・ライトノベル=同時代性(メインターゲット…高校生中学生と年齢が近い作者が書く)
・ジュブナイル/ヤングアダルト=大人から子供へ書く本
ということのようです。メインターゲットに合わせてその発刊形式も変えている(表紙がアニメ絵だとか、文章が会話形式だとか、発刊スピードが速いだとか、お小遣いで買える値段だとか、ページ数だとか、ドラマ展開とかは、その結果)ということが重要。ジャンルでもあるし、マーケティング方法でもあるわけです。
また、キャラクターが「束化された、行動可能性の集合」(=記号の集合)として捕らえられる点で特徴があるということのことです。これははっきりとRPG(特にTRPG)からの影響であると書かれています。
あと、今後のライトノベルの将来について、「増えすぎたライトノベルの点数が一気にオーバーシュートして市場が大崩壊する」という可能性を真っ先に挙げているのは、TRPG市場の崩壊に立ち会った筆者らしいなぁ、と思ったりしました。
非常におもしろかった。こういうのがお好きな方は、オススメします。
ただ、ひとつ言いたいのは、「ドジっ娘」属性キャラの一例として
エオウィン(指輪物語)
が挙げてあるのはどうなんだろう、ということでしょうか(笑)。
- 2013年11月4日に日本でレビュー済みAmazonで購入ライトノベルの定義について調べようとほかの文献を読んでいると必ずこの本が出てきました。
しかし、この本の内容はほかの本に比べて歴史やどういう傾向が強いかなどがメインでした。
まあ、全体的な内容は悪くありませんでしたが、定義を知りたかった私には★二つです。
これまでのライトノベル、歴史、経済面でのことを知りたい人にはお勧めできます。
- 2013年6月26日に日本でレビュー済みAmazonで購入最初、伊丹市立図書館でこの本を借りて、ラノベの歴史を知らないものですから、大変参考になりました。丁度IT企業で、夜ともなく昼ともなく働いていた時でしたから、この本は、もっぱら背広組が、ラノベとは何たるかを説明していただける良い本と感じました。90年代からずーっとラノベのトレンドを常に追いかけていた方には、むしろ不必要な本ですが、黎明期からのラノベの歴史を知りたい方には絶好の書と言えます。
- 2006年4月15日に日本でレビュー済み本当に入門書だった。
ライトノベルとはなんであるかを正面から考え、そして語っている。
ライトノベルの読み方、考え方、楽しみ方などなど。
非常に楽しく読めたし、新しい知識も増えた。
ライトノベルを知らない人向けに書かれているようだが、ライトノベルを知っている人(知っているつもりになっている人?)にも、ぜひ読んで欲しい。
ラノベ創成期から前線で執筆し続けている著者だからこその文章だといえると思う。
- 2018年12月17日に日本でレビュー済みところどころ、一般の小説や漫画の名作などを例に説明しているがそれらもを知らないという人には伝わりにくい表現だと思う。あと、著者の文体のテンション?みたいなライトノベルを読んだことがある人なら受け入れやすいかもしれないが、ライトノベルを読んだことない人には、著者のノリについていけず苦痛かもしれない...
しかし、自分が読んだことがない小説やライトノベルが紹介されているので、それらを読んでみようかなという気持ちになったのはよかった。「ライトノベルを何から読もうかな」「自分が読んでいないライトノベルはないかな?」と悩んでいる人にはオススメかもしれない。(ただし、2006年に出版された本なので、最新の本を紹介されてないことは注意)
ただ、個人的に本書で紹介されたライトノベルよりも著者がオススメの本(例「三銃士」やドストエフスキーの「罪と罰」)などのほうが読みたくなった。著者があんまりにも熱く語るから。
- 2010年4月14日に日本でレビュー済みライトノベルトとは云々、を1冊丸ごと書いてる本です。
解説というよりは、「ライトノベルは決して低俗的なものじゃないんだよ!」と筆者が語ってるだけの本のような気もします。
読んでて思いましたが、ライトノベルを軽視してる大人たちに対しての憤りや苛立ちのようなものが感じて見れますね。ただ同時に作者も文学というものを軽視してライトノベルと比較してるのではないか、というのも読んでて感じました。
目に見えるものだけを土俵に上げて、文学というのはこうだ、ライトノベルというのはこうだと延々と語るのはなんだか滑稽のように見えます。