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コンディション: 中古商品: 良い
コメント: 2007.10 1刷。カバーに多少スレ・焼け等の使用感あり。本文は概ね良好です。
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ウェブ炎上: ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書 683) 新書 – 2007/10/9


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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (2007/10/9)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/10/9
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 221ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4480063919
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4480063915

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荻上 チキ
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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2008年5月11日に日本でレビュー済み
     インターネットにまつわる「炎上」等々ネガティブな話題から、インターネットに距離を置いている方にお勧めの一冊。
     「インターネットの掲示板では、罵詈雑言が飛び交っているらしい」「インターネットでは、一歩間違うと個人情報が丸裸にされるらしい」「ブログで不用意な発言をしてタレント生命を絶たれたタレントがいるらしい」、様々に印象を残しながら今日もウェブは成長を続けている。
     何か得体の知れない怪物がいつの間にか生活空間に侵入してきたかのような印象を抱いている貴方こそが、本書の読者としてふさわしい。
     新たなメディアであるウェブと否応無く共生する時代に生きるうえで、咀嚼する必要のある一冊です。
    11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2016年1月3日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    もはや日常風景になってしまった感のあるWeb上の炎上事件について
    サイバーカスケードをキーワードに、事例を紹介しつつ炎上メカニズムの解説をした本です。
    最近の炎上はTwitterやFacebookが中心になっていると思いますが、
    刊行時期の都合上、掲示板やブログまでの世界が中心になっています。
    とはいえ最近のSNSでも類型的には似たような炎上の仕方だと思うので、参考にはなるでしょう。

    残念な点として、どうやって防げば良いのかという対策の部分が浅いこと。
    著者は現象そのものよりもカスケードの文脈次第で問題とするべきとしていますが、
    良く言えば客観的で中立に見える一方、悪く言えば非常に玉虫色な態度です。
    「炎上は怖いけどWebの便利さ、自由さを死なせてはいけない」くらいのことなら
    誰だって同じことを言えるでしょう。
    でもその便利さ、自由さが炎上を引き起こし、それが私刑の域に至っているなら、
    いずれ規制強化の口実にされかねません。
    自由を維持したいならもっと具体的な対策案を積極的に考えていかないとダメなんじゃないですかね。
    この本ではそういった態度が見られないように思えて残念でした。
    事例紹介としては悪い本ではないと思います。
    6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2008年5月23日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    炎上というとブログ炎上を想定されることが多いと思いますが
    本書はブログ炎上の対策本ではなく、炎上の仕組みを解説したもの。
    過去のさまざまな炎上の実例を紹介しつつ解説されており、
    注釈もその都度ページの左端に付いているので読みやすい。

    またP99〜100の『自分のブログが気になって離れられなくなった』
    という体験談はHPなりウェブ日記などを持ったことのある人であれば
    苦笑とともに共感してしまうのではないでしょうか。私もそんな一人です。
    9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2008年1月15日に日本でレビュー済み
    内容を一言でいうと、タイトルどおりである(サイバーカスケードについては、本書p34を御覧ください)。

    (ア)具体例の面白さ(第1章は第3章は特に)、(イ)少々難しいがサイバーカスケードのメカニズムが書かれていること(ウ)悲観論と楽観論を超えて」(p212)議論の場としてのインターネット言論を構築しようという姿勢が見えるところが良いので、星5つ。インターネットに触れたことのない人でも、この本に書かれている具体例で結構楽しめるので、一読されたらいかがか。
    6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2007年12月18日に日本でレビュー済み
    ブログを運営している人にとって
    おそらく一番怖いのが「炎上」だ。
    ネットという、まがりなりにも「公の場」で
    好き勝手なことを書いておきながら
    攻撃されるのが怖いってのも変な話だけど
    それでもやっぱり怖いものは怖い。

    本書はタイトルだけを見ると
    「炎上」に象徴されるネットの問題点を
    分析しているように思うだろうけど
    実際はネットの現状について
    「僕はこう思います」って程度の内容。
    もちろん専門的な論争に耐えうるものじゃないし
    資料としてもずいぶん杜撰だ。
    ブログを炎上させないためのノウハウとしても
    あまり役に立たないんじゃないかな。

    ただ、本書の根底に流れている
    ネットが新しい問題を生み出したんじゃなくて
    これまで日本の社会に存在していた問題が
    ネットで可視化されるようになったという視点は
    多くの人が共感できると思う。
    とりたてて目新しい説じゃないけど
    ネットを過剰に持ち上げたり批判する書籍が多いなか
    こういう冷静な視線で語ることには意義がある。

    あくまでも個人的な主観で書かれた内容だから
    ネットの問題点を多角的に分析したい人は
    「なんだこれ?」って思うだろうね。
    でも、いまのネット事情を知るには最適な一冊。
    11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2009年6月25日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    興味深く拝読。
    ただ私がネットにうといためか、後半のほうは少し難しく退屈に感じました。
    7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2008年12月29日に日本でレビュー済み
    「炎上」の話を知らなかった私としては、非常に面白く読めました。
    インターネットの世界の話だけでなく、昔からあった、いじめ、集団心理、魔女狩り、極論化、といった、人の負の面が、ウェブという媒体を通して、露骨に出てしまうことがある実例ですね。難しい問題だ。
    自分への戒めに感じました。
    6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2017年1月22日に日本でレビュー済み
    本文中の事案例はなつかしい。
    炎上対策の実践を求めていたわけでも無かったが、欲しい情報が無くタイトルが肩透かしだった。
    納得いかないところもいくつか。
    例えばイラクの人質事件の炎上について掘り下げると思ったら、一つのデマのところへ焦点が絞られ、それがこの炎上事案と括られるというのはどうかと思う。また日本が危険になるから、人質を叩いたなんて解釈も全く間違っている。リスクなんてネット民からすればリアリティないイベントにしか感じてない。

    炎上は正義執行や義憤の名の下に盛り上がりが面白いからやっている奴、自分自身には現実味無いから踏み込められるって奴が大半。それが良い方にも悪い方にでも出るというだけ。
    しかも扇動する人間はウェブの影響力を知識を持ってやっていることが多く、安易な集団心理論ではかえって炎上を広げるだけだろう。

    インターネットがある時代と無い時代を比較から始まってる本文なのだが、この著者はインターネット後の世界しか見えてないのかとは思った。肯定否定から論じてないのは素晴らしいとは思うのだが。
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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