上手く表現できないが、いろいろな断片の中心がバラバラに散りばめられているかのような本だと思った。おそらく書きながら、そして書き終えても、自らの混乱の中で必死に泳ぎ続けているのだろう。
訳者はそれを「筆が澱んでくる」と書いているが、その澱みを見事に残しつつ日本語に変換しているのはさすがと言わざるを得ない。
後期に、僕がこの物語の中心にあるものを見つけ出すための大きな助けになった、とあるが正直なところ、この物語の中心に何があるのかはいまだにわからない。幽霊より怖いのは人間だ!。。。いやそんな軽いことではないだろう。
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心臓を貫かれて 上 (文春文庫 キ 9-1) 文庫 – 1999/10/8
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僕の兄は罪もない人々を殺した。何が兄の中に殺人の胎児を生みつけていったのか? ―四人兄弟の末弟が一家の歴史に分け入り、衝撃的な「トラウマのクロニクル」を語り明かす。暗い秘密、砕かれた希望、歴史の闇から立ち現われる家族の悪霊…殺人はまず、精神の殺人からはじまった。村上春樹渾身の翻訳ノンフィクション作品。
76年の夏、運命の日が訪れた。殺人。判決は死刑。兄は銃殺刑を求めた。その恐怖の世界を脱け出すための手だては、たったひとつしか残されていなかったのだ。刑執行を数日後にひかえた兄との対決、母の死、長兄の失踪……そして最後の秘密が暴かれる。家族のゴーストと向きあいつつ、「クロニクル」は救済と新たな絆を求めて完結する。
目次 プロローグ 第一部・モルモンの幽霊 第二部・黒い羊と、拒絶された息子 第三部・兄弟 第四部・ある種の人々の死にざま(上巻)
第四部・承前 第五部・血の歴史 第六部・涙の谷間に エピローグ 審判 後記 訳者あとがき(下巻)
76年の夏、運命の日が訪れた。殺人。判決は死刑。兄は銃殺刑を求めた。その恐怖の世界を脱け出すための手だては、たったひとつしか残されていなかったのだ。刑執行を数日後にひかえた兄との対決、母の死、長兄の失踪……そして最後の秘密が暴かれる。家族のゴーストと向きあいつつ、「クロニクル」は救済と新たな絆を求めて完結する。
目次 プロローグ 第一部・モルモンの幽霊 第二部・黒い羊と、拒絶された息子 第三部・兄弟 第四部・ある種の人々の死にざま(上巻)
第四部・承前 第五部・血の歴史 第六部・涙の谷間に エピローグ 審判 後記 訳者あとがき(下巻)
- 本の長さ416ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日1999/10/8
- ISBN-104167309904
- ISBN-13978-4167309909
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (1999/10/8)
- 発売日 : 1999/10/8
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 416ページ
- ISBN-10 : 4167309904
- ISBN-13 : 978-4167309909
- Amazon 売れ筋ランキング: - 135,534位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,023位英米文学研究
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- - 1,869位文春文庫
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著者について
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2019年12月14日に日本でレビュー済みAmazonで購入すごい本です。ただ紙の本は読みにくいのでkindleで出してください。
- 2015年6月5日に日本でレビュー済みAmazonで購入親が犯罪者で、兄が殺人犯で死刑囚で、殺人の被害者の兄もいて…
すごい事だと思います。
その状況の記録を残された著者に、敬意を表します。
いかに苦痛か、いかに悩まれたか、想像しただけでも苦しくなります。
しかし、だからこそ、あまりに苦しくて、他の方に、読むのをお勧めしたくないです。
自分でも、2度と読みたくないですし、
このような状況が繰り返されない事を祈りたいです…
きつい作品だと思います。
- 2011年10月30日に日本でレビュー済みAmazonで購入ギルモアのこの作品(いや自伝と言うべきか)を読み終えて、疲労感が残った。
ギルモア一族の歴史を丹念に思い起こし、調査し、そして兄の処刑でクライマックスを迎える
この作品をどう表現してよいのか、未だに良く分からない。
ギルモア一族の「血の償い」をモチーフに、底流にモルモン教の厳格なそして恐ろしい
「血の掟」がある。今までのモルモン教に対する見方も180度変化した。
何度も登場する「霊魂」もゲイリーの「自ら死を望み処刑された」姿も、
あまりにもリアルでありすぎる。
読んだ直後は言いようのない「悲しみ」と「少しの救い」だけが残った。
内容自体は「ゲイリーの殺人と処刑」であるが、それのみにとどまらない
「ギルモアの家族の崩壊」の歴史である。
殺人犯の家族の手記はいくつもあるが、これほど胸に迫った手記・家族の歴史は
いままで読んだことがない。
父・母・四人の息子、この6人が如何にして家族を崩壊させてしまったのか。
父親の凄まじいまでの「家族への怨念・虐待」、母親の「頑なな信仰と父への不信から生まれた憎悪」
その親を見て育った息子たちの救いようのない「家族を求め、最後に必ず破綻する姿」。
ゲイリーの殺人は実は「自殺」への階段を上るためであったこと。
そこまで追い詰められたゲイリーの苦悩。
そして著者が自分の家族の過去を追及していく姿。
単純な「家族の再生」や「魂の救済」ではなく、あくまでも残酷な過去に立ち向かう著者の立場。
そして…最後の最後に明かされる「家族の暗い秘密」。
決してセンセーショナルな自伝ではなく、予想するような劇的な出来事もさほどない。
しかし、家族にしか書きえぬ作品。当事者でなければ書きえぬ自伝的ルポ。
カポーティの「冷血」よりもさらに辛さを感じる。「冷血」はあくまでも
第3者によるルポ(というより小説か?)。
「冷血」にはこの本のような「魂の痛み」は描かれていない。
長編であり、途中で著者の筆がいつの間にか過去と現在が混在してしまい、
よく読みこまないとこの本を「冗漫でな思い込み」と判断しがちになるが丁寧に読むことが肝要。
一度手にとって読んでください。
PS 敬愛するノーマン・メイラーの「死刑執行人の歌」と
読み比べるのもいいかと思います。
- 2021年6月16日に日本でレビュー済みAmazonで購入本の状態もよく、作品の物語もよい!
- 2024年2月16日に日本でレビュー済み始めはモタモタした感じがして少し読みにくい部分もあったのですが、家族構成や家庭環境を理解してからはすいすい読めました。
個人的な意見ですが、著者の父親は完全な自己愛性人格障害、母親もその半分はその気があると思います。
宗教と愛憎と何よりも酷い家庭内の暴力でがんじがらめになった子どもたちの悲劇がそこにはありました。
一人一人の知能も能力も高いのに、自身や他の人間の間違いを正すことは絶対にせず(出来ず)、人のせいばかりにし、人を操ったり出し抜こうとばかり画策する。数えられぬルールを作り守れないものには鉄拳制裁。これが刑務所や世間で行われているのではなく、ひとつ屋根の下で行われているのに戦慄しました。
多くの犯罪者は降って湧いたものではなく、家庭や環境で形作られるのがよく理解できます。
途中途中である写真も、語られている人物が現実に存在したものなのだと実感させてくれるものでした。
久しぶりに読み応えのあるものを読みました。後半も早く読みたいです。
- 2013年3月5日に日本でレビュー済みAmazonで購入家族小説としてもっとも愛好する作品。
しかもノンフィクションだというのだから…
人間の暗部にここまで静謐に迫った作品はないのではないか。
個人的に村上春樹は翻訳家として、現役ナンバーワン、天下無双の腕前だと思っている。
兄ちゃん!
- 2020年9月17日に日本でレビュー済みAmazonで購入大変なことです