まず本書を読む前提として、
・Cプログラミングを理解していること。ポインタが分かるレベルぐらいでOKです。
・Linuxが実際に使えること。実際にLinux上でプログラムを書いて、コンパイルする必要があると思います。
が上げられます。
他には、OSの仕組み(プロセスやファイルシステムなど)について多少知識があれば望ましいと思います。
内容はC言語とLinuxのAPIを使ってシェルのコマンドの模造品を作るのがメインになります。
最初の方は、whoコマンドやlsコマンドなんかの割と簡単なものから始まります。
実際に自分で作ることで、これらのコマンドはLinuxのどういう仕組みを利用して作られているのかを理解します。
その過程で、ファイル入出力なんかを取り扱っていました。
本書の真ん中のほうはプロセス関連がメインとなっていて、forkやexecなどを、コマンドの模造品の作成を通して習得していきます。
それが終わったら、パイプやシェル自体を自作するといった面白いこともやっていました。
後半は、ネットワーク関連やスレッド関連を取り扱っていました。
非常に重たい本で、読むのに時間がかかります。字も多いです。
しかし、3000円ぐらいの似たような内容の本に比べて、はるかに詳細にかかれています。それに、ソースコードと絵が多いので理解しやすいです。
割とがっつりと学習したいような人にはオススメだと思いますよ。
内容良し、分量良し、訳良し。評価は文句なしの★5です。
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Unix/Linuxプログラミング理論と実践 大型本 – 2008/4/21
Bruce Molay
(著),
長尾 高弘
(翻訳)
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本書は、Harvard Extension Schoolの「Unixシステムプログラミング講座」をもとに作られたUnix/Linuxプログラミングの入門書である。
Unix/Linuxのシステムプログラミングを学ぶために、まず標準のUnix/Linuxに備えられているプログラムの動作を学び、次にそのプログラムが利用しているシステムコールについて学んでいく。最後にそのプログラムと同様の動作をするオリジナルのプログラムを作成してみる。この3つのステップを繰り返すことで、Unix/Linuxのシステムとそのプログラミングに関する理解を深めていくことができる。
Unix/Linuxのシステムプログラミングを学ぶために、まず標準のUnix/Linuxに備えられているプログラムの動作を学び、次にそのプログラムが利用しているシステムコールについて学んでいく。最後にそのプログラムと同様の動作をするオリジナルのプログラムを作成してみる。この3つのステップを繰り返すことで、Unix/Linuxのシステムとそのプログラミングに関する理解を深めていくことができる。
- ISBN-104048700219
- ISBN-13978-4048700214
- 出版社アスキー・メディアワークス
- 発売日2008/4/21
- 言語日本語
- 本の長さ663ページ
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登録情報
- 出版社 : アスキー・メディアワークス (2008/4/21)
- 発売日 : 2008/4/21
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 663ページ
- ISBN-10 : 4048700219
- ISBN-13 : 978-4048700214
- Amazon 売れ筋ランキング: - 319,983位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 103位Unixオペレーティングシステム
- - 360位Linuxオペレーティングシステム
- カスタマーレビュー:
著者について
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1960年生まれ。東京大学教育学部卒。英語ともコンピュータとも縁はなかったが、大学を出て就職した会社で当時のPCやらメインフレームやらと出会い、当時始まったばかりのパソコン通信で多くの人と出会う。それらの出会いを通じて、1987年頃からアルバイトで技術翻訳を始め、その年の暮れには会社を辞めてしまう。1988年に(株)エーピーラボに入社し、取締役として97年まで在籍する。1997年に(株)ロングテールを設立して現在に至る。訳書は、上下巻に分かれたものも2冊に数えて百数十冊になった。一方で、95年『長い夢』、96年『イギリス観光旅行』、97年『縁起でもない』、00年『頭の名前』、18年『抒情詩試論?』という著書もある。https://www.longtail.co.jp/
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カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2016年5月30日に日本でレビュー済みunixを解説した本というと、コマンドの説明に偏った入門書か、あるいは上級者向けの難解で分厚い本のどちらかという印象ですが、
この本はちょうどその中間に位置する貴重な本です。Cにある程度慣れているならば、じっくり読めば理解できるように丁寧に説明されています。
内容は主にコマンドやゲームのプログラムを書くことですが、その過程でunixの中で何がどう動いてるのかが一歩ずつ理解できるように構成されており、
その展開もまるで巻物を広げていくかのように自然で、各章が有機的に連結しており、著者の手腕に唸らざるをえません。
これまでバラバラにしか理解できていなかったコンピュータのさまざまな機能が、この本を読むとどんどん繋がって見えてくるようになります。
unixを理解したい初級者~中級者にお奨めします。