久しぶりにパナソニックがやってくれた。何しろ「ズーム全域でF2.8」である。“LUMIX”「DMC-FZ200」は35ミリ換算25〜600ミリ相当の24倍ズームレンズで全域F2.8、つまり600ミリ相当でもF2.8なのだ。
高倍率ズーム機は年々倍率が上がっていて、今や望遠端が800ミリ相当を超える製品もあるけれど、望遠端のF値はだいたいF5.6前後。F2.8と比べると2段違う。この差は大きい。
実はパナソニックが全域F2.8の高倍率ズーム機を出すのはこれが初めてではない。2002年(もう10年前ですな)、パナソニックがデジカメ界に本格参入を宣言してまもなく投入した「DMC-FZ1」というカメラがある。当時としては斬新な高倍率ズーム機(といっても、当時のことだから12倍ズームでした)で、全域F2.8がウリのひとつだった。それがDMC-FZ3やDMC-FZ20を最後に徐々に望遠端が暗くなっていき、前モデルのDMC-FZ150では望遠端がF5.2になっていた。
そこに全域F2.8復活である。これは使ってみたくなるではないか。
DMC-FZ200はコンパクトデジカメとしては大きめで、ボディサイズはマイクロフォサーズ機なみ。同社のミラーレス機「DMC-G5」くらいと思っていい。ただ、DMC-G5よりかなり軽くて、持ち歩きは楽である。それにボディが大きい分、グリップはしっかりしてて構えやすい。
レンズは前述したとおり、35ミリ換算25〜600ミリ相当の光学24倍ズームで、もちろん手ブレ補正付。開放F値は全域でF2.8を実現。手ブレや被写体ブレが気になる望遠端でF2.8というのはなんともありがたい。使う機会の少ない超望遠より、600ミリ相当/F2.8の方が扱いやすい。もっと望遠を、という人にはテレコンバージョンレンズも用意されている。そうするとF4で1000ミリ超になるのである。それはそれで楽しそうではないか。
25〜600ミリ相当だとだいたいこのくらい寄れる。すばらしい。
すべて絞り優先AE F2.8で撮影。望遠端でF2.8だとけっこうきれいにボケるのだ。
右手でグリップを握り、左手は鏡胴部分に添えるデザインになっていて、両方にズームレバーがある。右手はシャッターボタンの周りに、左は鏡胴の左側にあって好きな方を使えるのだ。EVFをのぞきながらズーミングするときは鏡胴のズームレバーの方が扱いやすくてよい。マニュアルフォーカスをメインに使う人は鏡胴左のレバーをフォーカスに割り当てることもできる。
撮像素子は1/2.3型MOSセンサーで1210万画素。以前に比べると高感度にも強くなった。ISO感度は3200までだが、拡張ISO感度をオンにするとノイズは増えるけれどもISO6400まであげられる。
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