PHP での携帯開発に使える絵文字変換ライブラリ
ぼちぼち 11 月も終わりですね。焼き芋たべたい！nakamura です。
ここ最近、なぜか立て続けに携帯サイトの案件が舞い込んできたため、絵文字の自動変換ライブラリを探していくつか見つけました。ただ、どれが一番優れている、というよりはサイトの規模や特性に応じてうまく使い分けるのが良いように感じました。というわけで、今回見つけたライブラリを簡単な解説を交えながらご紹介していきます。
らくらくケータイ3キャリアコンバーター（仮名）
ke-tai.org の matsui さんが自作した絵文字変換ライブラリで、ソフト名も今現在募集中というできたてホヤホヤのものです。特徴はなんと言ってもそのシンプルさと、導入がヒジョーーーーに簡単な事です。
ライブラリとは呼べないかな、とも思ってしまうシンプルさで必要なファイルは viewer.php と .htaccess のみ。静的ページのみの携帯サイトであれば、2 つのファイルをドキュメントルート直下に置くだけで動作してしまいます。
※ちなみに Smarty の outputfilter で viewer.php の convert というメソッドを呼び出してあげる事で、Smarty テンプレートを変換する事も可能です。だたしその場合は、 .htaccess の修正が必要になります。
HTML_Emoji
こちらも ke-tai.org で紹介されていました。制作、配布は revulo.com というサイトです。ベンチマーク にもある通り、売りは何と言ってもそのスピードのようです。使い方もすこぶるシンプルで、文字コードの変換まで行ってくれる親切ぶり。ただ、『らくらくケータイ～』のように静的ページを読み込んで変換する仕組みにはなっていないので、全てのページを PHP で吐き出せるサイトの場合は有用かと思います。こちらも Smarty の outputfilter での利用が可能です。
Ktai Library for CakePHP1.2
Takishita さんという方が開発されている、cakePHP 用の携帯ライブラリです。規模の小さいサイトで cakePHP を使う事はあまりないかもしれませんが、絵文字変換以外にもセッション対応や mailto リンクの生成等とても多機能で cakePHP で携帯サイトを構築する際にはかなり重宝しそうですね。
終わりに
携帯開発と言っても多種多様で、サイトによってベストな構築方法も異なると思います。有志で開発されていて、これだけの選択肢を提供してくれる方々には本当に頭が下がります。携帯サイト構築の際にはぜひ参考にしてください。