内容説明
生命科学、先端技術の発展は、人間の身体や精神に対する技術介入の可能性を急速に拡大させた。それはどこまで許されるのか?最新の現状をめぐる多様な議論を集大成。
目次
第1部 ベター・ヒューマン―人間増強の政治学(もっと強く、もっと長く、もっと賢く、もっと早く;人間性を改善してはいけないのか;指数関数的発展の世界へようこそ;永遠に生きたい男 ほか)
第2部 エンハンスメントと生命倫理(エンハンスメント論争をめぐる見取り図―歴史的源泉と現在的争点を中心に;エンハンスメントの倫理問題;エンハンスメントと“人間の弱さ”の価値;ホモ・ジェネティクスへの文化的随行 ほか)