Twitterで、とても可愛らしいピアスを見つけた。 どうやら中華製のものらしく、ピンクの蓮の花の下に翡翠色の水の雫がぶら下がっている。 ピンクと緑の色合いが爽やかで、蓮の花の時期につけたら粋だろうなと思えた。 だがしかしまて、と私の中の客観性が邪魔をする。ピアスはキッチュな上に大ぶりな作り。 年甲斐もなく…という脳内ツッコミが入ってくる。 しかも商品名が『涅槃』。 若い子なら、なんちゃってチャイナ風で様になる気もする。 けれども私は青春よりも涅槃が近いお年頃。 リアル浄土感が出てしまう気がした。 これから法事です、みたいな。 やばすぎる。 成仏感をファッションで醸し出してどうするよ。 そっ、と私はTwitterを閉じた。 そういえば若かりし頃好きだったチャイナ雑貨、最近とんと買ってない。 ポーチとか、人の目につきづらいところはまだ良い。アクセは…なんだか気恥ずかしくなって来てしまって。