奈良県出身。映画表現の原点となった自主製作ドキュメンタリー映画『につつまれて』(92年)、『かたつもり』(94年)が山形国際ドキュメンタリー映画祭で批評家連盟賞、奨励賞をそれぞれ受賞し、国内外で注目を集める。97年、初の劇場映画『萌の朱雀』で、カンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を27歳で史上最年少受賞。現在に至るまでの一貫した「リアリティ」の追求はドキュメンタリー、フィクションの域を越え、世界各国の映画祭で高い評価を受ける。また、カンヌ国際映画祭をはじめ、各国の映画祭で審査員を務めるなど、幅広い観点を身につけ、CM、DJ、エッセイ、書道、写真など枠にとらわれないさまざまな表現活動を続ける。10年に自身の故郷、奈良で立ち上げた「なら国際映画祭」では、エグゼクティブディレクターとして後進の育成に力を入れ、これまでにプロデュースした作品は8作品にのぼる。本年は、東京2020オリンピック競技大会公式映画の監督を務める。
1980年2月29日生まれ、山梨県出身。
04年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞を受賞。12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞を受賞。18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。主な著書に、『凍りのくじら』『太陽の坐る場所』『本日は大安なり』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『島はぼくらと』『ハケンアニメ!』『傲慢と善良』ほか多数。
『朝が来る』
辻村深月(文春文庫)
定価:本体700円+税
https://books.bunshun.jp/sp/asagakuru
1973年11月1日生まれ、埼玉県出身。
廣末哲万と結成した映像ユニット「群青いろ」によるデビュー作『ある朝スウプは』(03年)が国内外で高く評価される。主な脚本作品として『ソラニン』(10年/三木孝浩監督)、『100回泣くこと』(13年/廣木隆一監督)、『坂道のアポロン』(18年/三木孝浩監督)、『ひとよ』(19年/白石和彌監督)共同脚本作品として『凶悪』(13年/白石和彌監督)、『ミュージアム』(16年/大友啓史監督)等がある。
1985年6月6日生まれ、東京都出身。
07年にソロアルバムを豪レーベルから発表後、米ドラマ『LoveIs__』(18年)、TBS『中学聖日記』(18年)、映画『ハルチカ』(17年)、『最後の命』(14年)の音楽を担当。米映画『ジョナス・ブラザーズ 復活への旅』(19年)、仏映画『Mais vous êtes fous』(19年)への楽曲提供や、任天堂ゲーム『ジャックジャンヌ』(20年/石田スイ監修)の音楽監督など、幅広く活躍している。
1970年7月16日生まれ、フランス・パリ出身。
フランス育ちのベトナム人。『青いパパイヤの香り』(93年)、『シクロ』(95年)、『夏至』(00年)などのトラン・アン・ユン監督作品の音楽を手掛けるTôn Thât Tiêtを父に持つ。舞台や映画音楽の他、監督や写真家としても活躍するマルチな才能の持ち主。05年から舞踏家の金森穣と彼のダンスカンパニーNoismの舞台音楽を担当、映画では『第三夫人と髪飾り』(19年/アッシュ・メイフェア監督)、『ソン・ランの響き』(20年/レオン・レ監督)等を手掛け国際的に活躍している。
CLIEVYとKEENからなる男性二人組シンガーソングライターユニット。2010年に「梅雨明け宣言」でユニバーサルミュージックよりメジャーデビュー。圧倒的な歌唱力、エンターテイメント性溢れるライブパフォーマンスに多くの支持を得る。その音楽性は、ディスコ、ファンク、ソウル、レゲエなどのブラックミュージックをルーツに、フォークや80年代の歌謡曲、クラブミュージックまで幅広いジャンルに至る。