ジェーニャにおまかせ!元スペツナズのパパに、戦車乗りの経験について聞いてきた
「ガールズ&パンツァー」劇場版の公開を記念して、元スペツナズ中佐のお父さんにインタビューしてみました!
最終的に空挺軍所属とは言え、軍歴が20年以上あるお父さんなので、色んな訓練や経験をしています。
軍事機密で言えない情報やぼやかしている情報もあると思うので、「設定」的な何かもあると思いますが、それでも、お父さんに貴重な話を聞けると思って、またインタビューしました。
皆さんが私のお父さんの仕事に興味を持ってくれていることで、私もお父さんの知らなかった過去を知ることが出来ました!
それでは、どうぞ!
「ジェーニャにおまかせ!元スペツナズのパパに、戦車乗りの経験について聞いてきた」
ジェーニャ:パパ、Привет(プリベット)!この間ね!日本のアニメで戦車に乗る娘の役をやったよ!それで、パパの経験が気になって~ パパも戦車に乗ったことあるでしょう?
イヴァン:もちろんさ。所属に関係なく、士官はどんな車(戦車、BMP, BTR, BMDなど)でも運転出来るよう訓練されている。更に言うと、戦車に乗る時どの役割でも出来るように訓練されている。
ジェーニャ:さすがソ連軍!万能な軍人を育ててますね!車長、砲手、操縦手、装填手、無線手がいると思うけど、パパは、どの役割だったの?
イヴァン:戦車乗りの「экипаж: エキパージュ (搭乗員)」は全員がどの役割でも出来るように、いつでも変われるように、例えば、砲手が負傷しても、戦闘を続けられるよう訓練されている。一人一人のチームワークが大事だ。
ジェーニャ:パパは、どの役割が好きだった?
イヴァン:そうだね。ロシアの極寒の冬の戦車の中は、鋼鉄の箱ですごく寒いんだ。
操縦手なら、身体を動かして暖められるから好きだったな。
残りの搭乗員は、みんなケツの下に置くように枕を持ち歩いてたな。
ジェーニャ:冬でも、戦車って走れるの?!
イヴァン:余裕だよ!雪道でも60km/hは出るよ!
ジェーニャ:すごい!じゃあ、パパは最近の日本の10式戦車って知ってる?
イヴァン:ん、知らないな。
ジェーニャ:まじか!
イヴァン:最新の戦車って、電子部品みたいな細かいところがあるから、実用的じゃないと思うんだ。撃たれたら、すぐ止まっちゃいそうじゃないか。
戦車は、シンプルで、どんなに撃たれても壊れてもその場で修理出来る、なるべくシンプルな戦車がいい!
ジェーニャ:じゃあ、どの戦車が好き?
イヴァン:それは、T-34と似てるけど、T-62だね!普段乗ってた戦車も、T-62が多かったな。
ジェーニャ:そう言えば、World of Tanksにも、T-62Aがあった!
T-62も色んなバリエーションがあると思うけど~
指揮戦車型のT-62K(Командирский コマンディールスキー)とか?
イヴァン:それ、上に銃が付いているだけさ。もちろん乗ってた。
ジェーニャ:ありがとう!なるほど、パパにとっては戦車に乗るのが日常だったこと、よくわかりました!
日本のパパのファンの方に伝えておくね!
イヴァン:みんな、スパスィーバ!
最後に、まだパパとのYoutubeインタビューを見たことがない方、ぜひ見てください!
ガルパンの劇場版もチェック!11月21日からロードショー!
http://girls-und-panzer.jp/