WebKitのデバッガが超絶便利になっている件
WebKitのデバッガはDroseraという別アプリで提供されていましたが、つい最近(2008/05/16)本体とセットになるようになりました。
このデバッガがヤバイです。(画像でかくて自分のモニタでもはみ出してるけど気にしない)
- 開発のWebインスペクタを開いてから、Scriptsを選択するとDebuggerを起動するか聞かれる
- Attach Debuggerをクリックすると左上に読み込んでるScriptがリストになっている。(eval script)となっているのはGreaseKitが実行するScriptの模様。
- GreaseKitのScriptもちゃんとソースが見えるし、
- 左下の蟻アイコンが青くなっているとエラー(?)のあった箇所でPauseする。右上にPausedと出ていて、この左のボタンでステップ実行とかが出来る。
- 右側にはローカル変数とクロージャで保持されている変数がスコープごとに区切られて見える。
Greasemonkey Scriptのステップ実行や、スコープごとに区切って変数を表示してくれるのは私の知る限りWeb Inspector's debuggerだけ。WebKit用Greasemonkey Scriptがものすごく開発しやすくなるので、またやりたいことが増えました。とりあえず、Safari用LDRize、Minibufferが重いのはこれで解決できそうな気配です。
- わからないこと
- ブレークポイントの設定の仕方(現状できない?)
- Pauseする条件もイマイチ
- ところで、こいつの名前はWeb Inspector's debuggerでいいのかな?
なお、WebKit nightlyは開発版なので、おそらく(間違いなく?)不安定です。お試しは自己責任でお願いします。
追記
今日nightlyの33980入れてみたら、今度はProfilesタブが追加されて、consoleにprofileとprofileEndが追加されていました。
画像はoAutoPagerize、LDRize、Minibufferにconsole.profile入れてみたところ