服部道子さんと青梅市出身の河邊雄一郎さんのプロゴルファー2人による「西多摩ふれあい講演会」が1月25日、羽村市プリモホールゆとろぎ(羽村市緑ケ丘1)小ホールで開催された。トークとワンポイントレッスンを200人近くが楽しんだ。主催は青梅法人会。
パリ、東京のオリンピックで日本女子ゴルフ代表チームのコーチを務めた服部さん。トークショーでは2019年の全英女子オープンの渋野日向子選手、2021年の全米女子オープンの笹生優花選手の優勝など近年の日本人選手の活躍を紹介。「成長著しいパリオリンピック4位の山下美夢有選手と笹生選手は2001年生まれの同級生だが、プレーは対照的。笹生選手は飛距離を出せ、豪快なゴルフ。山下選手は手堅いプレーでスコアを伸ばすゴルフ」と評価した。
ワンポイントレッスンでは、今年プロテスト受ける女性から「プレッシャーを感じたときの対処法」を聞かれ、「呼吸を長くし、弱気まで全て吐き出す。あえて動きをゆっくりする。外から見えない足指を動かして意識を他に向けること」とアドバイス。公立学校で都内初のゴルフ部となる青梅六中のゴルフ部員から「パターの振り幅と距離感について」を問われると、動作を交えて指導した。
ゴルフと健康にも触れ、「18ホールは約10キロ。カートに乗らなければ1万2000歩ほど歩く。芝生は脚への負担が少なく、自然環境下でマイナスイオンを浴びていると疲労感も減るので、ゴルフ場を歩くだけで無理なく足腰を鍛えられる」と呼びかけた。
講演に先駆け、同法人会の菊池一夫会長があいさつし、法人会事業への理解と協力を呼びかけた。