塩や砂糖をもみ込んだ鶏肉に火を通して作る塩鶏。そのまま食べてもおいしいが、ラーメンのトッピングや炒め物などいろんな料理につかえて応用がきくとひそかに話題となっている。今回は、「塩鶏をもっと簡単に! 」をテーマに、多めの油と日本酒で煮るように火を通した「油塩鶏」を鶏むね肉でつくってみた。通常塩鶏は塊のまま火を通すが、今回は一口大に切ってから加熱し、時短レシピに仕上げた。これなら、「中まで火が通ってなかった!! 」という失敗もおこりにくい。

「油塩鶏」

材料(4人分)
鶏むね肉 2枚(600g) / 塩 小さじ1.5 / 砂糖 小さじ1 / 日本酒 大さじ4 / オリーブオイル 大さじ4
お好みでブロッコリーやミニトマト、粒マスタードなど

つくり方

  1. 鶏むね肉は包丁の先で全体を刺し、筋切りする。ラップをかぶせ、ビンの底などで軽くたたいたのちに一口大に切り、塩と砂糖をかけてもみ込む。

  2. フライパンに1を入れ、日本酒とオリーブオイルをかけて軽く混ぜたら、鶏肉を敷き詰めるように並べる。その後フタをして弱火にかけ、沸騰してきたら肉を裏返す。再びフタをし、5分ほど火を入れたらできあがり(途中、全体を軽く混ぜておく)。

多めのオリーブオイルと日本酒で煮る感覚

「アツアツはもちろん、冷めてもおいしいです。冷ます時は、蒸し汁に漬けたまま冷ましてください。おいしさが増します。お好みでブロッコリーやプチトマトなど添え、黒胡椒、粒マスタードなどをつけるのもオススメです」(筋肉料理人さん)。


著者プロフィール

筋肉料理人
1963年6月生まれ。佐賀県在住。自営業のかたわら、居酒屋で料理人としても働く。2009年からは佐賀県三養基郡みやき町保有の元民間保養施設で食文化コーディネーターとしても活躍。趣味は料理、バイク、アウトドア、筋トレ、熱帯魚。 子供は中学生と小学生の2人。日々料理を楽しみ、筋トレ、プチダイエットも継続中。 超人気レシピブログ「魚料理と簡単レシピ」も執筆。