ダッシュ『――』の使い方。
ごきげんよう。ネタを思いつかないため、感想欄からネタを拾うことにした作者です。
『――』ダッシュは、主に以下のような場面で使います。
1)文章の挿入、説明をするダッシュ
僕は――別に僕で無くてもいいと思うのだが――世界でただ一人の勇者だ。
これは説明を間に挟む使い方で、言葉の意味を補足するなど、いろいろ応用が効きます。最近のライトノベルだと当たり前に使われてるテクニックですね。
2)文章を切るダッシュ
「その紋章は! 貴様まさか――」
「そのまさかだ。魔王」
そして、言の葉が紡ぎ終わらぬうちに、激しい戦闘が始まった――。
これは言い切る前に誰かが別の台詞を言ったり、行動を起こしたり。
またはシーンの切り変わりで余韻を持たせたりします。
3)時間経過が無いことを示すダッシュ
だが戦士の繰り出した全ての攻撃は無効化される。
「――物理耐性!?」
これは『……』でも代替可能ですが、時間経過が無い場合には『――』のほうがしっくりきます。
4)心情吐露のダッシュ
全力で戦ってみてから、分かる事もある。
――僕は、本当はもっと魔王と話したかったのだ。
これは『()』でも代用可脳ですが、括弧書きには無い、独特の余韻を残す書き方です。
5)引用のダッシュ
「我は滅びぬ」 ――魔王
これもまた有名ですね。誰かの名言などを引用する際に、この書き方を使います。
今回は短いですが、以上です。参考になれば幸いです。